Kobo Oriza Ltd., 2010-
http://ito.oriza.jp/
Photo: Ooki Jingu
伝統技術を更新させ、コンセプチャルに彩色した独創的なストール。
2010年、愛媛県今治市の綿織物工房「工房織座」が100年前の織機を使い、高速織機では表現できない糸の交差や結びを工夫した織りに立ち返り、そのこだわりや技術と現代性を融合させたストールブランド「ITO ORIZA IMABARI」を発表した。美しく、軽やかで、素材の味わいを生かした独創的な織物を世の中に広めるため、ネーミング、ロゴ、製品、パッケージ、写真、パンフレット、展示会などのアートディレクションとデザインを担当。経糸と緯糸が波のようによろけながら独特な織り模様を成す「WAVE」、表裏で反対の配色となり模様が現れる「CONTRAST」など、さまざまな表情のストールが揃う。ギフトパッケージは、4枚の短冊状の紙を順番に織り込みながら組み立てる機構で「織り」を表現。技術開発担当者とともに時間を過ごし、その世界観を共有した。それを言語化し、相互理解を経てデザインを進めた。
アートディレクション・デザイン：SPREAD / ギフトパッケージ製造：オールライト工房
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