SPREAD

2024.11.14

KITTE大阪にてインスタレーション「Linear Symphony」展示のお知らせ

今年7月31日にグランドオープンしたKITTE大阪で行われる「KITTE OSAKA FIRST CHRISTMAS」にて、11月22日(金)~12月25日(水)の期間1階のアトリウム広場にSPREADの手掛けるインスタレーション作品が登場します。

吹き抜けの天井から大きなドレープが垂れ下がる「Linear Symphony」。透明感のある長短のファブリックがさまざまな角度で恣意的に交じりあう様子は、生命のエネルギーが集まり、交わり、繋がり、活動的に動き自然な流動が起きている様をあらわしています。オーナメントやシャンデリアのような装飾をも連想させ、ゴールド、グリーン、そしてピンクの3色がクリスマスを祝福します。また、あわせて「愛」のエネルギーを込めたハートのモニュメント「Merging Hearts」も制作しました。3色のファブリックが混じりあい編み込まれたハートのモニュメントは、感情や生命のエネルギーの集合を表現しています。
期間中の12月14日(土)、15日(日)の2日間、先着で「KITTE大阪×SPREAD」オリジナルハンカチのプレゼント企画も予定されています。
お近くにお越しの際はぜひ足をお運びください。

詳細情報は、2024年11月22日(金)よりKITTE大阪HP内特集ページよりご覧いただけます。

KITTE OSAKA FIRST CHRISTMAS
期間:11月22日(金)~12月25日(水)
場所:KITTE大阪 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3丁目2−2 JPタワー大阪 1階アトリウム広場

2024.10.23

森の芸術祭 晴れの国・岡山 開催

2024年11月24日まで、岡山県北部の地域において、国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国·岡山」が開催中です。
古代より大和と出雲を結ぶ出雲街道が東西に延び、近世には城下町·宿場町として栄えたこの地には、さまざまな伝統建築や工芸、芸能などのレガシーが残されています。また、森林資源を生かした取り組みはSDGsの先駆モデルとして評価されています。
本芸術祭は、その豊かな「森」がもたらす「恵み」を芸術の力で未来に向けて活性化することを目的とし、「本当に必要な資本とは何か?」を問いかけます。アーティストのみならず、建築家、科学者、民俗学者といった専門家も交え、地域の人々の協力を得ながら「新しい資本」をつくりあげていきます。
SPREADは場内のサインデザインを担当しました。芸術祭のロゴから色を含むミニマルな情報を配置し、周囲の環境状況に順応しつつ、サインとして機能するデザインとなっています。設置には既存の看板や建物のファサードを活用したものや、工事現場の立て看板をリユースしたサインが完成しました。
ぜひこの機会に岡山へ足をお運びください。

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」
期間:2024年9月28日(日)~11月24日(日)
開催エリア:岡山県内の12市町村 (津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町、美咲町)
※各展示会場の営業時間などの詳細につきましては、芸術祭公式Webサイトをご覧ください。

参加アーティスト:キムスージャ/ビアンカ・ボンディ/ルシーラ・グラディン/ウメッシュ・P・K/スミッタG・S/ムハンナド・ショノ/ソフィア・クレスポ/ジャコモ・ザガネッリ/アシム・ワキフ/リクリット・ティラヴァニ/パオラ・ベザーナ/タレク・アトゥイ/エルネスト・ネト/サンドラ・シント/レアンドロ・エルリッヒ/ジェンチョン・リョウ/アンリ・サラ/マイケル・リン
川島秀明/染谷悠子/森夕香/志村信裕/片桐功敦/八木夕菜/森山未來/AKI INOMATA/磯崎新/坂本龍一+高谷史郎/立石従寛/東勝吉/東山詩織/川内倫子/上田義彦/妹島和世/蜷川実花 with EiM/鈴鹿成年/*太田三郎/*杉浦慶侘/*江見正暢/*加藤萌/*甲田千晴/*難波香久三 (順不同)
(*=地元アーティスト)
主催:「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会

2024.10.17

CIBONE CASE企画展「Timescape」に出展

CIBONE CASE(GINZA SIX 4F)にて2024年10月19日(土)~11月4日(月)に行われる企画展「Timescape」に出展作家として参加いたします。

CIBONE CASEは2001年に東京・青山にオープンしたCIBONEからスピンアウトしたショップ。国内外のクリエイターのプロダクトや現代の日本のものづくりなど、ジャンルにとらわれず、自由な切り口で集められた独自の魅力を放つアイテムを紹介しています。

企画展Timescapeでは「時間」をテーマに、プロダクトや作品を通して時間観をとらえる内容となっています。この企画のもと、SPREADのLife Stripeが展示されることとなりました。Life Stripeとは、1日の行動を21色のカラーに置き換え、それらを24時間の時間軸に沿って記録することから生まれる生活の模様。多種多様な人々や動物、昆虫など、さまざまな生物の1日を色に置き換えた作品から、何者もが、生きた事実は等しく美しいと体感します。過去にミラノサローネに出品し、ミラノ大学、サンマリノ共和国大学とのセッションを通じて行った展覧会が大きな成果をあげた他、国内外で個展を行っています。2019年にはシンガポールの「Red Dot Design Museum」で展示する機会にも恵まれました。
この機会にぜひお立ち寄りください。

Timescape
常に私たちの身の回りにある「時間」という存在。
時計のように、正確であること、機能的であることは、日常にとって欠かすことのできない要素のひとつであり、デジタルの時代においては、よりその精密さがあたりまえのようにも感じられます。
しかし、環境や状況によって同じ数分の捉え方が変わったり、同時代を生きていても、過去と現在の間に流れる時間軸が人によって全く異なるように、「時間」とは、とても感覚的で、曖昧で、そしてパーソナルな存在でもあります。
それはどこか、同じ風景を眺めて共有するものはありながらも、それぞれの情緒に作用するという経験に近しいようにも感じます。
今回の企画展では、時間というテーマを自由な解釈で捉え、普段何気なく生活している中で見過ごしてしまっている“時間観”に少しだけ意識を向けてみたくなるようなプロダクトや作品をご紹介いたします。
機能美を持った道具としての時計と、機能を持たないことで感じる、もうひとつの時間。
目には見えない時間を視覚化することで見えてくる日々との繋がり。
経年が生み出す、時間がモノに与える表情。
特別なことはしなくても、いつもの身近な「時間」を少しだけ違った視点で眺めることで、日常との向き合い方を捉え直すきっかけになったり、新しい感覚に巡り会えるかもしれません。

会期:2024年10月19日(土)~2024年11月4日(月)10:30~20:30
会場:CIBONE CASE 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 4F
参加ブランド・アーティスト:SPREAD、STUDIO COHAKU、LOOP&BOX、大香、and more

2024.9.11

Art Fair Beppu 2024 開催

世界有数の温泉地・大分県別府市を舞台に『Art Fair Beppu 2024』が開催されます。国際芸術祭「混浴温泉世界」や市民文化祭「ベップ・アート・マンス」の開催など、2008年発足以来別府市を拠点に活動する混浴温泉世界実行委員会が主催するアートフェアです。

昨年9 月の初開催時には45 組のアーティストが会場に集い、作品を展示・販売しました。会場には市内外からの多くの来場者が訪れ、盛況のうちに閉幕いたしました。今年度は出展者数を64 組に拡大、現代アートから工芸まで多様なアートの魅力を発信します。アーティストが会場に常駐することを最大の特徴としており、見て、話して、アーティストと出会う4 日間となります。同時開催のツアーも充実していますので、アートフェアと併せて楽しむことができます。

SPREADは昨年に引き続き本アートフェアのクリエイティブディレクション、キービジュアルおよび、会場のデザインを担当。アーティストに多くの交流と出会いをもたらし、活動を広げる契機となることを願っており、湯気なのか、雷なのか、創造者であるアーティストの力なのか、得体の知れないものが、この場所から立ちのぼり、融合しながら、世界に向けて拡がっていくさまを表現しています。今年のカラーはペール・オレンジとグリーン。アーティストや来場者など『Art Fair Beppu 2024』に関わるすべての人々と別府の大地を想起させ、異なる色がより複雑に混じり合うことで、対話や融合、変化を感じさせるビジュアルとなりました。

『Art Fair Beppu 2024』に、ぜひ、ご注目ください。

期間:2024年9月21日(土)~24日(火)
時間:9月21日(土)一般公開13:00 – 18:00
   9月22日(日)〜9月24日(火)一般公開11:00 – 18:00
   ※9月21日(土)VIP view 11:00 – 13:00(招待者およびメディアのみ)
   ※最終入場は閉場30 分前まで

会場:別府国際観光港旧フェリーさんふらわあ乗り場
   〒874-0918 大分県別府市汐見町 9-1
   BEPPU STUDIO 01
   〒874-0943 大分県別府市楠町14-2 財前ビル 1 
   清島アパート
 〒874-0938 大分県別府市大分県別府市末広町2-27

2024.7.11

NAGASAKI URBAN DESIGN

長崎県が取り組む「環長崎港地域アーバンデザインシステム」の活動の変遷に関する報告書が刊行されました。SPREADは本書の監修を担当しています。

「環長崎港地域アーバンデザインシステム」とは、長崎港に美しい都市景観を創造し、後世に引き継ぐ財産とするために質の高いデザインの創出を目指す、2000年から実施されている仕組みのことです。主に長崎港周辺で実施される県主体の事業等が対象で、アーバンデザイン専門家との協議、委員会への諮問により公共のデザインを決定する仕組みです。

本書は取り組まれた施設の紹介から、専門家や発起人の元長崎県知事などの想いまでが綴られており、写真やイラスト、図解をふんだんに用いたことで視覚から感覚的に理解しやすい内容に仕上がりました。表紙は、長崎港の海と都市景観を象徴する縦ルーバーをかけ合わせたデザインで手に取りやすくなっています。専門の知識がなくとも一般の市民にも理解しやすいよう、丁寧に編集された1冊です。

このシステムをもとに専門家との協議により慎重に取り組まれ、これまで26件の事業が検討されました。その中には「長崎水辺の森公園」、「長崎港松が枝国際観光船埠頭」、「長崎県庁舎・防災緑地(おのうえの丘)」など。これまでこのアーバンデザインシステムによるまちづくりはアジア都市景観賞を受賞しており、さまざまな施設がグッドデザイン賞、土木学会デザイン賞などを受賞しています。

これまで取り組んできた変遷だけでなく、未来へどう繋げていくか、今後どのような課題が考えられるかという問題提起も含んでおり、地域のまちづくりの参考となる内容です。
機会がありましたらぜひお手に取ってご覧ください。

2024.6.13

ヘッドスパサロン「Kläre」 オープン

ヘッドスパサロン Kläre(クレーレ)が銀座にオープンしました。緻密で的確な手技と先端のエイジングケア*成分「ヒト幹細胞培養液」を使用した施術が特徴で、年齢や性別を問わず、現状や将来の頭皮・毛髪に悩みや不安を抱える方に「頭皮・毛髪のケア」と「癒し」を提供します。*年齢に応じた化粧品等によるケア

SPREADは独自のクリエイティブリサーチからコンセプトとブランドルーツを導き出し、空間や香りを含むブランド全体を統括したクリエイティブディレクションと、ロゴ・ホームプロダクト・コミュニケーションツール等のデザイン、予約システムやLINEのデザイン監修まで、ブランド全体の世界観を構築しました。

上質なヘッドスキンケアをぜひご体験ください。

ヘッドスパサロン「Kläre
所在:〒104-0061 東京都中央区銀座5-5-1 銀座5thビル7F
営業時間:10:00~21:00(不定休)
部屋数:トリートメントルーム 3部屋
予約方法:電話(03-6263-9150)、WEB または LINE

企画・運営:株式会社クレーレ / クリエイティブディレクション・ブランディングデザイン:SPREAD / 空間デザイン:岡田哲史建築設計事務所 / プロジェクトマネジメント:坂井小夜香 / パルダリウム:ADA LAB / フレグランス:STUDIO AOIRO / 写真・映像:神宮巨樹 / 印刷:東洋化成 / PR:Orange Communications・S Team・HOW

2024.5.24

オルガテックにNICHIESU出展

オフィス・施設用家具専門見本市のオルガテック東京2024に、屋外家具の輸入販売を行うニチエスが出展します。東京ビッグサイトにて5月29日(水)〜5月31日(金)の3日間開催されます。

SPREADは昨年に引き続きブースのクリエイティブディレクションを担当しています。 昨年のオルガテックでは、遺跡をインスピレーションに「五感を刺激しながら働く」ワークスタイルを表現。廃棄素材を減らし、構成部材の大凡90%以上の再利用を実現しました。本年は、昨年の空間が年月を経て変化したというストーリーのもと、ダイナミックに植物が成長した空間を演出。屋外家具の認識向上のための体験型のソリューションです。加えて、家具が屋外環境にさらされる状況を記録した美しいショートムービーを新たに公開します。

また、昨年同様に構成部材は再利用できる設計で、来年度のオルガテックを含む今後の展開に継続的に使用できる構造になっています。

ニチエスが扱う屋外家具の丈夫さとデザイン、そしてそれらが暮らしに取り入れられたときの喜びを体験できる空間となります。どうぞゆっくりとご体験ください。

オルガテック東京2024
期間:2024年5月29日(水)〜5月31日(金)
   10:00〜17:00(31日は16:00まで)
会場:東京国際展示場「東京ビッグサイト」東4・5・6ホール
   ブース番号 K-15
   〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
※オルガテックへのご入場は、こちらから事前登録をお願いします。

展示ブース
クリエイティブディレクション:SPREAD / 設計:permanent / 施工:3×8 Labo inc. / 植栽設計:立花 / オリジナル映像:五十嵐絢也

屋外家具セミナー
出展ブースにて「屋外家具とは?」の基本をまとめたセミナーが開催されます。
開催日:2024年5月29日(水)〜5月31日(金)
場所:ニチエスブース(ブース番号 K-15)

2024.3.6

SPREAD 人材募集

SPREADでは以下の人材を募集しています。意欲的な応募をお待ちしております。

Creative Stuff
ブランディングやパッケージング、コミュニケーションデザインの領域でのクリエイティブスタッフを募集しています。領域を横断してデザイン、リサーチ、企画に携わる業務です。必須条件はデザイン実務経験3年以上であること、日本語でのコミュニケーションが取れる方です。
履歴書と志望動機とポートフォリオ(10MB以内)をcs@spread-web.jpにお送りください。

2024.1.26

「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.19

「クリエイター100人からの年賀状」展にてSPREADの年賀状が展示されています。SPREADの今年のテーマ「SYMBOLIZE」の年賀状は見本帖本店と淀屋橋見本帖の2箇所で展示されています。クリエイターから竹尾に送られた年賀状を一般に公開するもので、今年で19回目となる新春の恒例企画。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

2024年のSPREADは、変化し続ける世界を象徴化、シンボライズしたいと考えています。そのコンセプトのもと、ビジュアルは絶えず変化する水面を撮影して加工したものの上に、正方形を1枚1枚違う位置と角度で箔押しして仕上げました。紙は「CLOUD GRAY」を使用しています。

「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.19
会期:1月24日(水)~2月22日(木) / 観覧料:無料 / 主催:株式会社竹尾
東京会場:株式会社竹尾 見本帖本店2F / 所在:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3 / 定休日:土日祝 / 開館時間:11:00~18:00
大阪会場:淀屋橋見本帖 / 所在:〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona1F / 会期中無休 / 開館時間:11:00~18:00
福岡会場:福岡見本帖 / 〒812-0042 福岡県福岡市博多区豊1-9-20(福岡支店内) / 定休日:土日祝 / 9:00~17:30

2024.1.26

恵比寿映像祭2024 地域連携プログラム 「彼方の世界:篠田太郎 狩野哲郎 大舩真言 SPREAD 赤塚不二夫&赤塚りえ子」

SPREADは2024年2月1日(木)~2月11日(日)、「恵比寿映像祭2024『月へ行く30の方法』」の地域連携プログラムに参加します。
恵比寿映像祭は、2009年の第1回開催以来、年に一度恵比寿の地で、展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを複合的に行なってきた映像とアートの国際フェスティヴァルです。今年は、総合テーマ「月へ行く30の方法」という命題を、写真や映像を主とした様々な表現によってひも解き、アーティストだけでなく、そこに参加する観客とともに考えていく試みを行います。

SPREADは、2つのDifferent Worldsを展示します。作品はQRコードにより構成されていて、大きい作品のQRコードにアクセスすると、地球上にある(日本政府に国として認められた)196カ国の政府ウェブサイトへ繋がります。小さい作品は(日本政府には認められていないが)他の政府に国として認められる12カ国の政府ウェブサイトのQRコードで構成されています。これは、現在の社会を表した「四角い地球」。QRコードを読み取ると無造作に選ばれたどこかの国が立ち現れ、多様で複雑な世界が目の前に開かれます。今、自分はその開かれた世界とどう向き合い対話するのか問いかける作品です。

日時:2024年2月1日(木)~2月11日(日)11:00~19:00(最終日は18:00 まで)
会場:AL 東京都渋谷区恵比寿南 3-7-17 1F
入場料:¥500(温かい飲み物を提供しております)
休日:なし
Tel:03-5722-9799

2024.1.9

令和6年石川県能登半島地震で被災された皆様へ

令和6年能登半島地震により犠牲になられた方々に謹んでお悔みを申し上げるとともに、
被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。

また、被災地におきまして救済と復興支援等の活動にご尽力されている方々に深く敬意を表します。

皆様の安全と被災地の一日も早い復興、そして一日も早く平穏な生活に復することをお祈り申し上げます。

2024.1.1

MUCH PEACE, LOVE AND JOY TO YOU ALL

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
人類は今、時代の変わり目を生きていると言えるでしょう。
地球では切実な問題が進行中です。
わたしたちは、多様で複雑な世界を見渡しながら
「問いかけ、広げる」クリエイションを行います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

山田春奈 小林弘和
渡邉葉月 Huilin Miao Stijn Zijlstra
2024年1月

2023.11.21

Red Dot Design Museum: Special Exhibition

2023年10月20日(金)から2024年1月21日(日)まで、ドイツ・エッセンにあるデザインミュージアム「Red Dot Design Museum」にて、燕三条の金属製品にまつわる特別展『The KOUBA principle: The fundamentals of Japanese design in the Tsubame-Sanjo region』が開催されています。

燕三条は金属加工を中心としたものづくりの地域です。職人の後継者不足や閉業などのさまざまな問題を改善するために、工場を開放し製造現場の在りままをお客様に体感していただく工場見学のイベント「燕三条 工場の祭典」を2013年から続けてきました。また、イベントの形に限らず、ものづくりの背景や奥深さとその地域の持つ価値を、日本国内とアジアや欧州、そして自らの地域自身に展覧会の形で伝えてきました。

その積み重ねは、2017年にはイベント「燕三条 工場の祭典」が「Red Dot Design Award」Winnerを受賞、昨年2022年には展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」が「Red Dot Design Award」グランプリを受賞することとなりました。デザインの観点から世界的に評価されてきたことは、燕三条地域に喜びと誇りをもたらしました。

その実績が認められ、Red Dot Design Museumとしても初めてとなる、日本のものづくりの地域に関わる「デザイン」とその製造に焦点を当てた展覧会が実現します。職人たちの手によって形作られる日用品は、シンプルで機能的、また素材の適切な使用や耐久性など、優れたデザインが持つ特徴をすべて備えています。その結果として燕三条の製品は、日本国内はもちろん国境を越え、機能性と審美性の双方を満たした品質の基準を確立しています。

Red Dot Design Museum
ドイツ北西部「ルール工業地帯」としても知られるノルトライン・ウエストファーレン州の都市、エッセンにある「ツォルフェライン炭鉱業遺産群」はユネスコの世界遺産に登録されており、特に第12立坑はバウハウスの影響を受け、世界で最も美しい炭鉱とも言われています。そして、第12立坑の旧ボイラー工場を改修し、世界的な建築家であるノーマン・フォスター氏が設計した「Red Dot Design Museum」は世界最大規模のデザインミュージアムです。5フロア、4,000平方メートルの広さを誇る館内には、世界三大デザイン賞の一つとされる「Red Dot Design Award」を受賞した製品が約45カ国から集められ、2,000点以上が展示されています。

Special exhibition
The KOUBA principle: The fundamentals of Japanese design in the Tsubame-Sanjo region
20 October 2023 – 21 January 2024
Organized by Tsubame-Sanjo Regional Industries Promotion Center, Sanjo City and Tsubame City
Surpervised by Red Dot Design Museum

Red Dot Design Museum: Essen
Address: Welterbe Zollverein
 Areal A [Schacht XII], Kesselhaus [A7]
 Gelsenkirchener Straße 181, 45309 Essen, Germany
Phone: +49 201 30104-60
E-mail: museum@red-dot.de
Opening hours: Tuesday – Sunday: 11am to 6pm, Monday: closed
 (except on public holidays and during school holidays in North Rhine-Westphalia)
Public holidays: open (except for: 24, 25, 31 December & 1 January)
Admission: 9 Euro (Reduced: 4 Euro)
 Children under 12 years: Admission free
 Fridays: Pay What You Want

2023.10.26

世界デザイン会議東京2023 特別イベント「人新世のデザイン」Exhibition&Talk

日本で34年ぶりに開催される世界デザイン会議「WDO世界デザイン会議東京2023」にあわせて、10月24日(火)から29日(日)まで東京・丸の内仲通りのデザインギャラリーGOOD DESIGN Marunouchiにて、「人新世のデザイン」連続トーク&展覧会が開催されています。

SPREADは作品「Differnt Worlds」の展示とトークイベント「社会に展開するデザイン」に参加します。トークイベントは、明日10月27日(金)17:00~18:30にて、現在滞在中のドイツより参加します。会場参加のお申し込みはこちらから。音声のみYoutubeLiveでも配信します。

ぜひこの機会にご覧ください。

世界デザイン会議東京2023 特別イベント「人新世のデザイン」Exhibition&Talk
会期:2023年10月24日(火)〜10月29日(日)
会場:GOOD DESIGN Marunouchi東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F
展示:11:00〜20:00 最終日17:00終了
トーク: スケジュールはJDPサイト内のお知らせページをご確認ください。

Different Worlds
196個のQRコードにより構成され、その全てが地球上にある196カ国の政府のウェブサイトにつながっています。これは、現在の社会を表した「四角い地球」。QRコードを読み取ると無造作に選ばれたどこかの国が立ち現れ、多様で複雑な世界が目の前に開かれます。今、自分はその開かれた世界とどう向き合うのでしょうか。

2023.9.15

Red dot Design Award 2023 Best of the Best受賞

196個のQRコードから世界中の国に繋がる「Different Worlds」が、Red dot Design Award 2023にて『Best of the Best』を授賞しました。Best of the Bestは特に秀でたデザインに授与される賞で、エントリー総数のうち選出は1%以下の確率です。

2021年と2022年は2年連続でグランプリ、2023年はBest of the Bestと、この名誉ある賞で評価いただき大変嬉しく思います。

また、色で人々の心に喜びと活力を生み出すインスタレーション「Much Peace, Love and Joy」は『Red Dot winner』を授賞しました。

Red Dot Design Awardは68年の歴史を持つ世界で最もリスペクトされるデザイン賞の1つです。プロダクト、ブランド&コミュニケーション、コンセプトの3部門に分かれ、国際的なデザインの専門家によりデザインの革新性、機能性、人間工学、耐久性などの基準から審査されます。

Different Worlds
196個のQRコードにより構成され、その全てが地球上にある196カ国の政府のウェブサイトにつながっています。これは、現在の社会を表した「四角い地球」。QRコードを読み取ると無造作に選ばれたどこかの国が立ち現れ、多様で複雑な世界が目の前に開かれます。今、自分はその開かれた世界とどう向き合い対話するのか問いかける作品です。

動画はこちら

Much Peace, Love and Joy
パンデミックによって沈んでいく世界に色で喜びを作りたいと考え、2021年に生まれたインスタレーションです。特殊な活版印刷によって一つとして同じものがないグラデーションを鮮やかな発色で印刷し、その印刷物を手で千切って同じものがない形をつくりました。そしてそれらを幾つも集積して構成。これはあらゆる存在や概念のメタファーであり、見る人によっての想像力が体験を変えます。

動画はこちら

2023.9.7

Art Fair Beppu 2023 開催

世界有数の温泉地・大分県別府市を舞台に『Art Fair Beppu』が開催されます。国際芸術祭「混浴温泉世界」や市民文化祭「ベップ・アート・マンス」の開催など、2008年発足以来別府市を拠点に活動する混浴温泉世界実行委員会が主催するアートフェアです。

アーティストの主体的な参加が特徴で、来場者は彼らの作品だけでなく、思いや未来への眼差しに触れられます。別府から世界に向けアーティストを送り出すために、彼らと直接出会い交流し、活動を支援する場として位置づけます。

SPREADはクリエイティブディレクターを担当。ビジュアルは、得体の知れないものがこの場所から立ち登り融合しながら、世界に向けて拡がっていくさまを表現しています。それは湯気なのか、雷なのか、創造者であるアーティストの力なのか。

このアートフェアがアーティストに多くの交流と出会いをもたらし、活動を広げる契機となることを願っています。

「Art Fair Beppu 2023」
期間:2023年9月23日(土)~25日(月)
時間:2023年9月23日(土)14:00〜19:00一般公開
2023年9月24日(日)~25日(月)11:00〜18:00一般公開
※9月23日(土)11:00〜14:00 VIP view(招待者・報道関係者向け)
※最終入場は閉場30分前まで
会場:別府国際観光港旧フェリーさんふらわあ乗り場
〒874-0918 大分県別府市汐見町 9-1
   山田別荘
〒874-0920 大分県別府市北浜 3-2-18
清島アパート
〒874-0938 大分県別府市大分県別府市末広町2-27

2023.6.14

SPREAD 人材募集

SPREADでは以下の人材を募集しています。意欲的な応募をお待ちしております。

Project Manager
クリエイティブに精通したプロジェクトマネージャーを募集しています。プロジェクトのスタートからフィニッシュまで、クリエイティブチームの進行を監督する業務です。日本語と英語でコミュニケーションできる方を歓迎します。履歴書と志望動機をpm@spread-web.jpにお送りください。

Creative Stuff
クリエイティブスタッフを募集しています。ブランディングやコミュニケーションデザインの領域でのグラフィックワーク。インスタレーションやエキシビションの領域で空間設計ワーク。このどちらか、または両方を横断してデザイン、リサーチ、企画に携わる業務です。履歴書と志望動機とポートフォリオ(10MB以内)をcs@spread-web.jpにお送りください。

Administrative Staff
事務員を募集しています。デザインスタジオにおける事務作業を行っていただく業務です。週1日の勤務です。履歴書と志望動機をaa@spread-web.jpにお送りください。

Internship
意欲的なインターンを募集しています。グラフィック、空間、リサーチ、さまざまなプロジェクトをサポートする内容です。少なくとも 2ヶ月間、複数のプロジェクトに参加します。履歴書と志望動機とポートフォリオ(10MB以内)をis@spread-web.jpにお送りください。

2023.4.25

明日開催 オルガテックにNICHIESU出展

オフィス・施設用家具専門見本市のオルガテック東京2023に、屋外家具の輸入販売を行うニチエスが出展します。東京ビッグサイトにて明日4月26日からの3日間開催されます。

SPREADはブースのクリエイティブディレクションを担当しました。ニチエスのスローガン“Joy of Outdoor Living”のもと、永い時を経て研ぎ澄まされた遺跡から着想を得たブースは、屋内と屋外を行き来し「五感を刺激しながら働く」という新しく多様なワークスタイルを表しています。

出展ブースでの展示のほか、27日(木)はアウトドアリビングから発想するワークプレイスと広がる居場所をテーマにセミナーを開催します。ぜひ足をお運びください。
オルガテック東京2023
期間:2023年4月26日(水)〜4月28日(金)
   10:00〜17:00(28日は16:00まで)
会場:東京国際展示場「東京ビッグサイト」西1・2ホール
   ブース番号 E-21
   〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
※オルガテックへのご入場は、こちらから事前登録をお願いします。

展示ブース
クリエイティブディレクション:SPREAD / 設計:permanent / 施工:3×8 Labo inc. / グリーンコーディネイト:TIMBERCREW

オルガテック出展者セミナー
日時:4月27日(木)13:45〜14:30
場所:西ホールエクスペリエンスゾーン
講演者:ニチエス株式会社、SPREAD 小林弘和

2023.3.17

MIDLAND ANNIVERSARY 2023「Time is Like a Flower」

名古屋にある商業施設ミッドランドスクエア16周年のイベントを彩るインスタレーションを制作しました。

ミッドランドスクエア誕生から16年の時間を花になぞらえ、ミッドランドスクエアに訪れた人々のさまざまな想いを色で祝福する場所を目指しました。

B1階から4階まである吹き抜けに2つのヴェールの束が広がり、その裾にはコサージュのような布を蓄えた飾りが下がっています。インスタレーションを下から見上げると花が咲いているようにも、花束やフルートグラスにも見え、空間を華やかに彩ります。

MIDLAND ANNIVERSARY 2023Time is Like a Flower ~Let’s make beautiful flowers bloom together!!~
期間:2023年3月3日(金)~3月31日(金)
所在:ミッドランドスクエア
   〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1
主催:ミッドランドスクエア

インスタレーション
場所:商業棟B1階アトリウム / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 企画:株式会社オレンジ・コミュニケーションズ / 施工・製造:中日本興業株式会社・株式会社 NBCメッシュテック

2023.3.17

「COLOR GADGET」

ヘアーアイテムを中心に扱う美容製品メーカーであるミルボンの、ヘアカラーを楽しむすべての方に向けた新ブランド「COLOR GADGET」。ブランドロゴと、第一弾アイテムとなるカラーシャンプーのパッケージをデザインしました。7つのカラーバリエーションがあり、さまざまなブリーチデザインに対応できるのが特徴です。

本ブランドは人々にヘアカラーがもたらす喜びを与え、ヘアカラー界を支え引き上げるサーバントリーダーとなることを目標としています。ヘアーサロンはもちろん幅広いユーザーに受け入れられるよう全体をシンプルでニュートラルに仕上げました。

ブランドロゴは、親しみやすさと力強さを併せ持つよう構成。ボトルは薬品瓶のような清潔感のあるブラックカラーを用い、ラベルは髪の状態によりカラーシャンプーの仕上がりに色幅があることに着目し、一人ひとりの個性で色ができていくという概念をグリッドのカラーグラデーションに落とし込みました。

COLOR GADGET
アートディレクション・デザイン:SPREAD

2023.2.17

「デザインスコープ」展トークイベント

富山県美術館で開催中の企画展「デザインスコープ」展にて、参加作家の岡崎智弘さんとSPREADによるトークイベントが2月18日(土)(14:00~15:30)より行われます。

会場の富山県美術館と富山県美術館公式YouTubeチャンネルのライブ配信両方で無料で視聴いただけます。ぜひご覧ください。

「デザインスコープ」展トークイベント
日時:各日14:00~15:30
場所:富山県美術館3階 ホール
対象:各回定員先着50名 どなたでも/申込不要
(※2月19日開催のイベントは富山県美術館のWEBサイトから要申込)
参加費:無料
2月18日(土)岡崎智弘 × SPREAD(山田春奈、小林弘和)
2月19日(日)中野信子(脳科学者)×桐山登士樹(富山県美術館 副館長)
3月4日(土)桐山登士樹(富山県美術館 副館長)× ゲスト(未定)
※回線状況により、音声や映像が途切れる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

富山県美術館開館5周年記念「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」
会期:2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
※休館日:毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月10日(火)
会場:富山県美術館2階 展示室2、3、4、ホワイエ(富山県富山市木場町3-20)
入場料:一般:1,100円(850円)、大学生:550円(420円)
※高校生以下無料
※詳細は富山県美術館webサイトをご確認ください
出品作家:SPREAD、we+、岡崎智弘、狩野佑真、志村信裕、鈴木康広、林勇気、三澤遥
主催:富山県美術館、北日本新聞社、北日本放送

2023.2.17

Nichiesu Catalog 2023

“Joy of Outdoor Living”のスローガンのもと屋外家具の輸入販売を行うニチエスの2023年度版カタログがリリースされました。大阪、東京ショールームにて配布中です。SPREADはアートディレクションとデザインを担当しています。

今年は「木」をテーマにカタログのカバーと巻頭の写真作品を構成し、見る人々に「人はなぜ外に出るのか?」を問いかけます。鮮やかなオレンジや柔らかいクリーム色の樹皮、みずみずしい若葉が生い茂る様子など、木の美しさと力強さを表しました。

Nichiesu Catalog 2023
発行:ニチエス株式会社 / 大阪ショールーム:〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-4-16 センチュリービル1F / 東京ショールーム:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-50-11 明星ビル1F / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 撮影:古平和弘 / 印刷・製本:株式会社 写真化学
※ニチエスのホームページからも印刷版カタログのご請求、閲覧、PDF版カタログのダウンロードが可能です。

2023.2.6

The Burberry Trench Pop-Up

100年以上の歴史を持つイギリスのラグジュアリーブランド「バーバリー」のトレンチコートにフォーカスしたポップアップストア「The Burberry Trench Pop-Up」が2月8日(水)より伊勢丹新宿店にて開催されます。

ブランド初のクリエイターコラボレーションとして、SPREADはクリエイティブコンセプトを作り上げ、インスタレーションデザインを担当しています。

このインスタレーションは、トレンチコートを着て歩く⼈々の⾵景を着想の出発点としています。バーバリーが紡いできた⼈々の物語を、トレンチコートに使われている素材の「ギャバジン」と3色のファブリックラインを用いて象徴化し、⽣きる姿、情熱、覚悟、、、⼈間の躍動感と緊張感を表現しました。

ストア内では、「Trench Restored」「Heritage Refresh」「Modern Rainwear」の3つの世界観で、あらゆるスタイルや好みに合わせたトレンチコートをお選びいただけます。また、バーバリーの自社工場があるキャッスルフォードからトレンチコートの職人たちが来日し、このイベント期間中だけのパーソナライゼーションサービスを体験できます。
インスタレーションとトレンチコート、共にタイムレスなクリエイションを体感できるものとなります。ぜひお立ち寄りください。

The Burberry Trench Pop-Up
会期:2023年2月8日(水)~20日(月)  10:00~20:00
会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース

2023.1.20

「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.18

「クリエイター100人からの年賀状」展が、1月23日(月)より株式会社竹尾のショールーム3会場(東京、大阪、福岡)にて開催されます。クリエイターから竹尾に送られた年賀状を一般に公開するもので、今回で18回目を迎える新春の恒例企画です。各クリエイターの個性あふれる年賀状を通して、用紙と印刷技法を鑑賞できる機会となります。SPREADの今年のテーマ「FLOAT」の年賀状は見本帖本店と淀屋橋見本帖の2箇所で展示されます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.18
会期:2023年1月23日(月)~2月22日(水)/ 観覧料:無料 / 主催:株式会社竹尾
東京会場:株式会社竹尾 見本帖本店2F / 所在:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3 / 定休日:土日祝 / 開館時間:11:00~18:00
大阪会場:淀屋橋見本帖 / 所在:〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona1F / 会期中無休 / 開館時間:11:00~18:00
福岡会場:福岡見本帖 / 〒812-0042 福岡県福岡市博多区豊1-9-20(福岡支店内) / 定休日:土日祝 / 9:00~17:30

2023年のSPREADは世界を軽やかに浮動しながら活動したいと考えています。ビジュアルは樹皮を撮影して加工したもので、上空からの地表のようにも流動する気体のようにも見えます。リソグラフの手法で、ファインペーパー「グムンドカラーマット-FS」に版ズレを意識しながら2色印刷をしています。この印刷では一枚一枚違ったインクの掠れも起き、表情豊かな作品「FLOAT」が完成しました。

2023.1.8

「建築雑誌」 表紙リニューアル

日本最古の建築メディア『建築雑誌』は、2023年1月号から新しい表紙シリーズで刊行します。「建築を通して社会を見る」という2022年からの編集方針はそのまま、「建築は社会の合わせ鏡」をコンセプトに表紙アートワークをリニューアルしました。本誌は、日本建築学会の会誌として明治20年から続き、毎月約3万5千人に配布されています。SPREADは雑誌全体のアートディレクションとデザインを2022年より担当しています。

また、代官山 蔦屋書店では2022年刊行の12ヶ月すべての『建築雑誌』と各号を担当した委員の推薦する本を揃えたフェアを2月28日(火)まで開催中です。各号の特集は「民主主義」「野生」「発達障害」など社会をさまざまに切り取り、建築をとおした視点で読み解いています。1月中旬から2023年1月号も取り扱いが始まりますので、ぜひお立ち寄りください。

「建築雑誌」
発行所:一般社団法人 日本建築学会 / 編集:日本建築学会 会誌編集委員会 (委員長: 岩佐明彦(法政大学))/ アートディレクション・デザイン・表紙アートワーク:SPREAD / デザイン:小林直子(ウムラウト)/ 編集協力・DTP:伏見編集室 / 表紙写真:神宮巨樹 / 人物画:ヘンリー・オーガスタ / 印刷:昭和情報プロセス株式会社 / 発行者:安裕和
価格:1,430円(税込)
お取り扱い:日本建築学会「建築書店」
※全国主要書店でもご注文いただけます。(番号:ISSN 0003-8555 U.D.C.624/72:061 22(52))

2023.1.8

MUCH PEACE, LOVE AND JOY TO YOU ALL

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
人類は今、時代の変わり目を生きていると言えるでしょう。
地球では切実な問題が進行中です。
わたしたちは、多様で複雑な世界を浮動しながら
「問いかけ、広げる」クリエイションを行います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

山田春奈 小林弘和
2023年1月

2022.12.26

富山県美術館「デザインスコープ」展

富山県美術館開館5周年記念の企画展「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」に出品作家として参加し、新作を含む3作品を出品しています。ぜひ足をお運びください。

2月18日(土)には参加作家の岡崎智弘さんとSPREADによるトークイベント(14:00~15:30)も、富山県美術館と富山県美術館公式YouTubeチャンネルでリアル&オンライン開催されます。

Photo: 五十嵐絢哉

富山県美術館開館5周年記念「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」
はるか遠くの星々を観測できる望遠鏡(telescope)、微生物や細胞を観察できる顕微鏡(microscope)。人間はさまざまなレンズを用いた器具を使うことで、自らが認識できる世界を拡張し、新たな技術や価値観を生み出してきました。
本展では、「デザイン」というレンズを通した視点を「デザインスコープ(design-scope)」と名付け、現在第一線で活躍するデザイナーやアーティストと対話を重ね、これからデザインがどのような提案をすることが可能なのか、またデザインとアートが限りなく近づく現在の状況を、ミクロ/マクロの視点から俯瞰します。そして、本展のために新たに制作された作品や、音や映像などを用いた、空間全体を楽しむことができる展示を通して、デザインとアートの持つ創造的なエネルギーを体感し、楽しさや驚き、次世代に向けた可能性を、ここ富山の地から発信します。
会期:2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
※休館日:毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月10日(火)
会場:富山県美術館2階 展示室2、3、4、ホワイエ(富山県富山市木場町3-20)
入場料:一般:1,100円(850円)、大学生:550円(420円)、一般前売:850円
※高校生以下無料
※詳細は富山県美術館webサイトをご確認ください
出品作家:SPREAD、we+、岡崎智弘、狩野佑真、志村信裕、鈴木康広、林勇気、三澤遥
主催:富山県美術館、北日本新聞社、北日本放送

トークイベント
日時:各日14:00~15:30
場所:富山県美術館3階 ホール
対象:各回定員先着50名 どなたでも/申込不要
(※2月19日開催のイベントは富山県美術館のWEBサイトから要申込)
参加費:無料
1月14日(土)永井裕明(グラフィックデザイナー、富山県美術館ポスターデザイン2022年度~)× 川上典李子
2月11日(土)三澤遥 × 武井祥平(nomena 代表取締役、エンジニア)
2月18日(土)岡崎智弘 × SPREAD(山田春奈、小林弘和)
2月19日(日)中野信子(脳科学者)×桐山登士樹(富山県美術館 副館長)
3月4日(土)桐山登士樹(富山県美術館 副館長)× ゲスト(未定)

2022.12.12

富山県美術館「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」

富山県美術館開館5周年記念
デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ
会期:2022年12月10日(土)〜2023年3月5日(日)
会場:富山県美術館2階
〒930-0806 富山県富山市木場町3-20
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月10日(火)
入場料:一般:1,100円(850円)、大学生:550円(420円)、一般前売:850円
主催:富山県美術館、北日本新聞社、北日本放送
出展作家:we+、岡崎智弘、狩野佑真、志村信裕、鈴木康広、SPREAD、林勇気、三澤遥

<トーク>
「デザインスコープ」展トークイベント(全8回)
時間:各日14:00~15:30
場所:富山県美術館 3F ホール
対象:各回定員先着50名
参加費:無料
※申込不要

2022.11.21

「Red Dot Design Award」にて2年連続グランプリ受賞

SPREADは、世界三大デザイン賞の一つとされる「Red Dot Design Award 2022」のブランド&コミュニケーションデザイン部門において、デザインを担当した「Tsubame-Sanjo Factory Museum」がRed Dotグランプリを、「Color Jungle」がRed Dotを受賞しました。
また、昨年の「Red Dot Design Award 2021」において、同じくデザインに携わった「Mesh Virus-Control Flag Partition」がRed Dotグランプリを受賞しており、2年連続のグランプリ受賞となりました。
そして2022年10月28日(金)、ドイツ・ベルリンにおいて開催された『Red Dot Design Award 2022』の授賞式に参列し、受賞トロフィーを受け取りました。 2022年のグランプリは、部門最高賞である「Best of the Best」に選ばれた作品の中でも特に優れた作品に与えられる賞で、今年は、約50の国から応募総数9,000超から6件がグランプリに選出されています。

 

受賞作品動画

Tsubame-Sanjo Factory Museum

Color Jungle

Mesh Virus-Control Flag Partition

 

Red Dot Design Awardについて 
ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する『Red Dot Design Award』は、1955年に創設された世界最大級のデザイン賞です。同じくドイツの『iF Design Award』、アメリカの『International Design Excellence Awards(IDEA)』と並ぶ世界三大デザイン賞として知られます。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの三つのセクションに分かれ、審査は年に一度、国際的なデザインの専門家により、革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性などの9つの基準から審査されます。

 

受賞にあたって
かれこれ12年前、はじめてレッドドット・デザイン賞を獲得できたのは、家族経営の小さな工房と一緒に立ち上げた織物ブランドのパッケージデザインでした。そのブランドの品物は100年前の織機で新しい織物をつくる職人の技術の賜物で大変良く仕上がっていましたが、その価値を伝える力がどうしても不足していた時期でした。そこで、品物の認知と価値と向上のためにデザインが出来る手助けはないかと苦慮して行ったことが、レッドドット・デザイン賞へのエントリーだったことを今でもよく覚えています。

レッドドット・デザイン賞は、社会課題の解決策を導くデザインへの評価を大切にしていることで信頼されるデザイン賞です。デザインが当たり前に社会に必要な力であることへの認識を推し進めているアワードでもあります。そのため、デザインを依頼した人や団体と、その回答を出したデザイン、両方に対してこの賞は授与されます。よく勘違いされますが、デザイナーのためだけの賞ではないのです。現代社会を前に推し進めるべくデザインを依頼した人、実施した人へのグローバル視点での高い評価でもあります。この統括的なプロジェクトへの評価は、信頼を生み、信頼は価値に変わり社会を動かします。デザインは、社会を動かす大きな要因の一つである経済とも直接関わっています。レッドドット・デザイン賞を受 賞することはゴールではなくプロセス、経済活動を含め次の活動を繋げ築くための手段なのです。

12年前の初受賞後、ロゴ、プロダクト、インスタレーションなどで評価をいただき、今回いただいた2つを入れると8回目の受賞となりました。参加した授賞式は、あらゆる細部まで目的を持って入念に準備されたクオリティの高いイベントでした。大変華やかなセレモニーである一方で、コロナ、戦争、気候変動…地球で起きている切実な問題にデザインで向き合う姿勢を感じるものでした。

今年グランプリを獲得したのは、2,000㎡超の工場跡を舞台にした金属加工の産地の営みを伝え世に問う展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」。昨年グランプリを獲得できたのは、ウイルス抑制新技術を組み合わせたメッシュ素材を用いコロナ禍の状況に提案した新しいパーティション「Mesh Virus-Control Flag Partition」。時代の変わり目といっても過言ではない状況の中で2年連続のグランプリを獲得できたことは、社会課題に向き合った証である喜びを噛みしめられると同時に、身の引き締まる出来事です。

世界最大のデザインイベント「ミラノサローネ」への10年を通した出展、ロンドンやパリでの展覧会と展示会、スイスやシンガポールでの文化教育活動、すべての成功と失敗、依頼者と実施者と共に行ってきたこれまでの経験が私たちの思考の土壌を耕した成果でもあります。私たちは、社会と人々に向き合いデザインすることで、未来を手繰り寄せるための状況を生み出してきました。今回の受賞を誇りとし、より一層、社会と向き合ったデザインを推し進める想いです。

SPREAD 山田春奈 小林弘和

 

受賞作品の詳細などはPress Releaseよりご覧ください。

 

2022.10.28

「MILESTONES - 余白の図案」巡回展 報告

「MILESTONES-余白の図案」の巡回展が、今年4月に京都で行われた展覧会から新コンテンツを追加して、阪急うめだ本店にて開催されました。

帯図案を元に新たに7作品を制作。同時に、50点の帯図案と7つの色からそれぞれ1つを選び発注できるプログラムを展開。それらを正方形にトリミングしアクリルマウント仕上げにした平面作品を、NFTを付与して販売しました。また、現代的なアイテムとしてスケートボード、伝統的なアイテムとして掛け軸にそれぞれ作品を仕立て、帯図案の新しい可能性を提案しました。

期間中は老若男女幅広いお客様に、色がもたらす高揚を体感いただけることができ嬉しく思います。

MILESTONES-余白の図案
西陣織の老舗である株式会社細尾が2014年から京都芸術大学と取り組んでいる約2万点もの未着彩の帯図案をデジタルアーカイヴ化する「MILESTONES」プロジェクト。その帯図案がもつ「余白」のデザインに着目し、堂園翔矢氏(コンピュテーショナル・デザイナー/プログラマー)が機械学習によって新たな図案を生成、そこにSPREADが着彩を加えたビジュアルを公開した展覧会です。今年4月に京都伝統産業ミュージアムにて初回を開催し評判を得ました。

会期:2022年9月21日(水)〜9月26日(月)
会場:阪急うめだ本店 9F 阪急うめだギャラリー
〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町8番7号
開館時間:10:00〜20:00
入場料:無料

主催:株式会社細尾、阪急うめだ本店 / 協賛:デビス株式会社 / 協力:エプソン 販売株式会社、株式会社UPBOND、株式会社Skeleton Crew Studio、Metaani、京都芸術大学 / ディレクター:細尾真孝 / キュレーター:井高久美子 / 空間構成:周防貴之 / グラフィックデザイン:SPREAD / コンピューテーショナルデザイン(AI):堂園翔矢

2022.10.28

ジャパン・ハウス ロンドン「The Carpenters’ Line」展

英ロンドンにある日本の情報発信拠点ジャパン・ハウス ロンドンにて、「飛騨の匠」を通して日本のものづくりに迫る展覧会が開催中です。

「飛騨の匠」は、森林が92%の面積を占める岐阜県飛騨地域で1300年の歴史を持つ木工職人の総称です。本展では、飛騨地域の森で育つ多様な樹種から始まり、過去から今現在までの道具・文化・木工技術・家具・生活用品・伝統工芸・仏像・神事・唄・教育まで、「飛騨の匠」にまつわる営みをご覧いただけます。会場に入って最初に現れるのは、森の写真を背景にした90点の樹種とシンプルな杓子。多様性のある自然の森に人の手が入り、木が道具となり人の営みを築いてきたことを伝えます。続いて、釘や金物を使わず木材を繋いだり組み立てる技術「木組」が来場書を驚かせ、木のこぶのナチュラルシェイプを生かしたクライミングホールドがデザインの未来を示唆します。

展覧会タイトル「The Carpenters’ Line」は、二つの意味を含みます。一つは木工道具の墨壺、もう一つは木工職人が紡いできた系譜です。

SPREADは、キービジュアルに始まり空間からコミュニケーションまでのトータルデザイン、展覧会を築くためのリサーチを担当しました。キービジュアルは、飛騨で活動する現代の木工職人とその背景を支える森の写真を山桜とエドヒガンザクラの断面でかたどり、蝶型の木片で木を固定する技術「千切り」で繋ぎ合わせています。公共機関での告知媒体、館内やオンライン上の案内へと展開しています。空間は、飛騨の森や樹木を写したカーテンが会場を仕切り、展示物と来場者を囲うように構成しました。日本の森と飛騨のものづくりの音で構成した会場音楽と組み合わさり、まるで飛騨の森を彷徨っているかのように展覧会を体感いただけます。飛騨は昔、山襞(やまひだ)と呼ばれていたことから、カーテンにも「ひだ(ドレープ)」を持たせました。リサーチは、現在に残る記録を読み解きつつ関係する様々な人にヒアリングし、長い歴史の中で多面的な側面を持つ飛騨の匠の全体像を繋ぎ合わせるような作業になりました。その過程で発掘した物品と情報は展覧会に組み込まれ、鑑賞に奥行きを与えています。

Biology of Metal: Metal Craftsmanship in Tsubame-Sanjo 燕三条 金属の進化と分化」、「Living Colours: Kasane – the Language of Japanese Colour Combinations かさねの森 染司よしおか」に続いて、ジャパン・ハウス ロンドンでの展覧会デザインは3回目となりました。1300年続く飛騨の匠の魅力を伝える展覧会です。ロンドンでぜひご体感ください。

「The Carpenters’ Line: Woodworking Heritage in Hida Takayama 飛騨の匠、伝統は未来を拓く」
会期:2022年9月29日(木)〜2023年1月29日(日)
会場:ジャパン・ハウス ロンドン
地下ギャラリー/1階ショーウィンドウ・展示ブース
101-111 Kensington High Street, London, W8 5SA
開館時間:月曜日~土曜日 / 10:00〜20:00
日曜日・祝日 / 12:00〜18:00
入場料:無料(事前予約推奨)

主催:ジャパン・ハウス ロンドン / 協力:高山市(「飛騨の匠展」推進委員会)、岐阜県 / 企画:サイモン・ライト(ジャパン・ハウス ロンドン企画局長)/ クリエイティブディレクション・プロジェクトマネジメント:method Inc. / アートディレクション・デザイン・リサーチ:SPREAD / 写真・映像:五十嵐絢哉、桑原剛志 / 音楽:斉藤尋己 / ライター:Goaheadworks Inc. / 翻訳:カプラン・ザッカリー

画像:©️Japan House London

2022.10.7

Red dot Design Award 2022 受賞

Red Dot Design Award 2022 ブランド&コミュニケーションデザイン部門において、「Tsubame-Sanjo Factory Museum」がRed Dot: Best of the Best、「Color Jungle」がRed Dotを受賞いたしました。

「Red Dot Design Award」は67年の歴史を持ち、iF DESIGN AWARD、International Design Excellence Awards(IDEA)と並ぶ「世界三大デザイン賞」の一つと呼ばれています。デザインの専門家により、デザインの創造性、革新性、品質、人間工学などの基準から審査が行われます。

毎年3部門に約20,000件の応募があり、昨年2021年のブランド&コミュニケーションデザイン部門には、49ヶ国から9,178のエントリー、「Red Dot」は960(全体の1/10)、「Best of the Best」は83(全体の1/100)が選出されました。今年は61のエントリーが「Red Dot: Best of the Best」に選出されました。

昨年のグランプリ受賞に続き、Best of the Best、Red Dotへの入賞が叶い大変名誉に思います。

Tsubame-Sanjo Factory Museum
主催:「燕三条 工場の祭典」実行委員会 / 共催:公益財団法人燕三条地場産業振興センター、三条市、燕市 / 全体監修:method / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 撮影:神宮巨樹、古平和弘、田上雅彦 / プロジェクション:岸本智也 / 編集・文:山田泰巨 / 翻訳:カプラン・ザッカリー / ウェブ制作:スマイルファーム / プレス:HOW INC.

Color Jungle
主催&企画:東京ミッドタウン / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 施工:株式会社ノムラデュオ

2022.10.7

「燕三条 工場の祭典 2022」開催

「燕三条 工場の祭典」実行委員会は、2022年10月7日(金)〜10月9日(日)の3日間、新潟県三条市・燕市全域 及び 周辺地域にて、ものづくりの現場を見学・体験できるイべント「燕三条 工場の祭典 2022」を開催します。

2013年から始まった本イベントは、コロナ禍により2020年、2021年はオンラインイベントなどで開催をしていましたが、今年は、2019年以来3年ぶりに、実際にものづくりの現場を開放するスタイルで復活します。
今年のテーマは“Beyond KOUBA!祭典から聖地へ脱皮する3日間”。金属加工、鍛冶木工、印刷、農業などを扱う82の拠点を開放し、ものづくりの深い知識を持つガイドがご案内するツアーや、職人たちと交流できる夜のレセプションも行われます。

ビジュアルは、イベントから活動体へー“Beyondする”KOUBAを視覚化しました。「脱皮しない蛇は死ぬ」とは燕三条のある職人の言葉ですが、同時にものごとの変わり目は摩擦・ノイズ・飛躍を伴うものです。「燕三条 工場の祭典」のアイデンティティであるピンクストライプを、次元を揺るがすかのような立体的で躍動的な形で表現しました。これまでの活動に留まらず、新たな次元やステージに向けて前進する地域の意志を表しています。

「燕三条 工場の祭典 2022」は10年目となる今年の開催を境に、ものづくりの聖地として新たに形を変えていきます。これからの燕三条地域にもぜひご期待ください。

「燕三条 工場の祭典 2022」
会期:2022年10月7日(金)〜10月9日(日)
時間:9:00〜17:00 (12:00-13:00を除く)
会場:新潟県三条市・燕市全域 及び 周辺地域
参加KOUBA:82拠点
アクセス:交通 上越新幹線・JR弥彦線「燕三条駅」下車 ※各KOUBAへの訪問は、電車、タクシー、レンタカーなどをご利用ください。

主催・運営:「燕三条 工場の祭典」実行委員会 / イベント全体監修:method / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 編集:山田泰巨 / 撮影:神宮巨樹、古平和弘 / プロジェクション:岸本智也 / 事務統括:side / プレス:HOW INC

2022.8.29

「鍛冶ミュージアム」OPEN

鍛冶に焦点をあてた「鍛冶ミュージアム」が、新潟県三条市の複合施設「まちやま」 内にオープンしました。

三条のものづくりの礎となっている「鍛冶」。その素材となる「鉄と鋼」の違いから、職人が用いる様々な道具、成形技術や制作工程、歴史資料、今現在も三条で作り出される多種多様な鍛冶製品を一同にご覧いただけます。熱した金属の温度変化を捉えた臨場感のある映像も見応えがあり、「鍛冶とは?」「三条の鍛冶産業発展の理由」「三条の鍛冶職人は何を作っているのか?」…鍛冶の疑問に答える内容となっています。

常設展に加え、鍛冶の前段階である製鉄法「たたら製鉄」を解説する企画展「鑪―TATARA―」も同時開催中。また、8月は毎週日曜日に無料ギャラリーツアーを開催しています。世界でも稀な鍛冶に特化したミュージアム。三条の鍛冶産業を学び、語り合うきっかけになる場所を目指しています。ぜひともご体験ください。

鍛冶ミュージアム
所在地:〒955-0072 新潟県三条市元町11番6号 まちやま内
開館時間:9:30~22:00
休館日:毎月第3月曜日、毎月の末日(土日祝日、月曜日の場合は直前の平日)、年末年始(12月28日〜翌年1月3日)
入場料:無料

什器デザイン:隈研吾建築都市設計事務所
什器製作:ストカ
アートディレクション・デザイン:SPREAD
写真:神宮 巨樹
企画立案・全体監修:method Inc.(山田 遊、坂井 小夜香)
企画協力:side(横山 裕久)
展示協力工場:相場商事・小林製鋏・小由製作所・近藤製作所・古式鍛錬所・コスモ・スミス・三条鍛冶道場・三条工業会伊勢神宮御遷宮金具製作委員会・三条市自然体感の郷吉ヶ平山荘管理組合・三条製作所・諏訪田製作所・平木鋏製作所・タダフサ・外山登・中屋深水製作所・永桶菊弘丸刃物製作所・鑿鍛冶 田齋・梅心子・日野浦刃物工房・増田切出工場・マルト長谷川工作所・水野製作所・宗利製作所・山田海弘・山村製作所・吉金刃物・涌井バール刃物製作所

2022.8.29

「Celvoke」パルプモールド パッケージ

ビューティーブランド「Celvoke」は、単色アイシャドウ「ヴァティック アイズ」に、竹と搾汁後のサトウキビ100%でできたエコ素材を用いたパルプモールドのパッケージを初採用しました。

「竹」は、生命力が強く、一般的な木の成長は50~60年程度かかることに比べ、竹は3~5年で成木になります。また、伐採した切り株から新たに再生・成長する持続可能な素材とも言えます。そして「バガス」はサトウキビから糖汁を絞った後に出る搾りカスのこと。サトウキビは砂糖の原料となる農作物で、全世界の生産量が年間18億トン以上とも言われ、バガスは全世界で年間1億トン以上発生しています。主にボイラー燃料、飼料原料、農業堆肥として有効利用されていますが余剰分は廃棄されています。

この原料を用い、機能性と耐久性を備え、シンプルな形状とコンパクトなサイズのデザインに仕上げました。パルプモールドは、水に溶かして作った繊維材料(パルプ)を金形で成形し、立体形状に成型する技術。環境負荷が少なくサステナビリティに優れている一方で、整形性と耐久性に難しさがあります。しかしながら、高度な技術と繊細に素材を調整したことにより『嵌合(かんごう)だけの固定で継続使用可能なケース』を実現しました。

地球環境のために、今できることを行いました。ぜひお手に取ってご覧ください。

ファインフォーミング パルプモールド ヴァティック アイシャドウ ケース
企画・開発・発売元:株式会社マッシュビューティーラボ / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 撮影:山崎彩央

2022.8.13

Dezeen Awards 2022 Design studio of the year

Dezeen Awards 2022にて、SPREADはDesign studio of the yearのlonglistsに選ばれました。

Dezeen Awardsは、月間300万人以上の読者を持つ建築・デザインのwebマガジン「Dezeen」が主催するデザインアワード。世界中の優れたデザインを称えるため、2018年から開催されています。2022年は、世界各国の多様な専門性をもつ99人によって審査され、90カ国から過去最多の5,400以上のエントリーがありました。Design studio of the yearの候補に選ばれているのはSPREADを含む15組で、過去にAtelier NL、Studio Drift、Formafantasma、Superfluxが受賞しています。

私たちはDezeenならびにDezeen Awardsの活動に敬意を持っています。この中に選出されたことは、とても光栄で嬉しく思います。9月にshortlist、11月にwinnerが発表されます。どうぞご期待ください。

Dezeen Awards 2022
Design studio of the year longlists

Achille Salvagni Atelier
Design Incubation Centre
Estudi Antoni Arola
Favaretto & Partners
Form Us With Love
Graypants
Objects Of Common Interest
PriestmanGoode
Ralph Appelbaum Associates
Spread
Strand + Hvass
Studio Gregory Lacoua
Studio MOM<
Vin + Omi
Vonyellow

2022.7.12

特別企画展「MILESTONES-余白の図案」終了間近

京都・西陣に残された約2万点の帯図案がもつ「余白」のデザインに着目する展覧会「MILESTONES-余白の図案」が、残り1週間となりました。

約2万点の未着彩の帯図案をデジタルアーカイヴ化する「MILESTONES」プロジェクト。その図案を堂園翔矢氏(コンピュテーショナル・デザイナー/プログラマー)によって学習させたAIが新たな図案を生成、そこにSPREADが着彩を加えたビジュアルを発表しています。

会場構成にも「余白」を構成しているため、広い空間でゆったり鑑賞できる展示となっています。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

特別企画展「MILESTONES-余白の図案」
会期:2022年4月23日(土)〜7月18日(月) 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
会場:京都伝統産業ミュージアム 企画展示室
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 みやこめっせ B1F
入場料:一般当日 800円(18歳以下無料)、前売・学生・各種割引:500円

主催:株式会社 京都産業振興センター / 共催:京都市 / 協賛:デビス株式会社 / 協力:株式会社細尾、京都芸術大学 / ディレクター:細尾真孝 / キュレーター:井高久美子 / 空間構成:周防貴之 / グラフィックデザイン:SPREAD / 参加作家:堂園翔矢 / 撮影:町田益宏

2022.7.12

2021年個展「SPREAD by SPREAD 明日は何色?」映像公開

2021年秋に東京・青山の複合文化施設SPIRALにて開催した展覧会『SPREAD by SPREAD 明日は何色?』。緊急事態宣言により約半年ほど開催が遅れましたが、クラウドファンディングの応援にも助けられ開催することができました。

本展に行けなくとても残念だったと今でもメッセージをいただくことも多く、この度映像にまとめました。色彩豊かな展覧会を映像でもお楽しみください。色から生まれる喜びを感じていただけると嬉しいです。

MOVIE

「SPREAD by SPREAD 明日は何色?」映像
アートディレクション・デザイン:SPREAD
映像:神宮巨樹、古平和弘
音楽:斉藤尋己

※360°カメラで撮影したオンラインギャラリーも公開しています。
WebVR制作:Uttzs

2022.5.27

新作「World Difference」

196個のQRコードが並ぶ新作「World Difference」が完成しました。

この作品は全長約8m×高さ2mの中に、合計12万6732枚のカラータイルで196種のQRコードを構成しています。QRは一つ一つが地球上にある196カ国の政府のウェブサイトへつながっています。QRリーダーをかざしていただくとCPUが無造作に読み取ったどこかの国の入り口が立ち現れ、未接続の文化と出会う喜びがあります。一方で、ほとんどの場合それらは自分が知らない情報で、ともすれば文字を読むこともできません。

パンデミックや紛争によって世界中で変化が進行中です。同時にデジタルテクノロジーの進歩は外界の接続を解放し、多様さと複雑は大きく開かれています。今、自分は世界とどう向き合うのでしょうか。

設置場所は長崎市の中心部のランドマークとして多くの市民の憩いの場として愛されている商業施設「みらい長崎ココウォーク」(長崎市茂里町)。長崎はかつて外国との玄関口として世界に開かれた都市であり、この場所で多くの方が集い未来を思う場となっていくことでしょう。

:「World Difference」
素材:タイル
写真:神宮樹巨
場所:みらい長崎ココウォーク 3F
〒852-8104 長崎県長崎市茂里町1番55号
営業時間:10:00〜20:00
※感染症予防対策のため、一部店舗営業時間を短縮しております。
※営業時間は店舗によって異なります。

2022.5.27

「MILESTONES-余白の図案」開催中

京都・西陣に残された約2万点の帯図案がもつ「余白」のデザインに着目する展覧会「MILESTONES-余白の図案」が、開催中です。

約2万点の未着彩の帯図案をデジタルアーカイヴ化する「MILESTONES」プロジェクト。その図案を堂園翔矢氏(コンピュテーショナル・デザイナー/プログラマー)によって学習させたAIが新たな図案を生成、そこにSPREADが着彩を加えたビジュアルを発表しています。
織物の着彩した図案を「紋意匠図」という方眼紙のマス目に色を置き換える制作工程と織物の物性による偶発的なバグから着想を得て、図案の文様や「余白」を再解釈し色を加えました。さらに、方眼に当て込みピクセル化した「バグ」を加え意図せず現れる織物の特性も表現しています。この鮮やかな床面のインスタレーション空間は白い壁面に反射し、余白とは余った部分ではないということを表現しています。

明日5月28日(土)には、スペシャルトークイベントを開催します。工芸の制作過程の中の一次資料とも言える「図案」には多くの情報が含まれています。それは織物だけでは無く、さまざまな工芸分野にも言えることです。多くの貴重な情報をいかに未来に繋げ、そこに含まれる職人たちの知恵や精神を現代の作り手たちのクリエイションに生かすことができるのか、本展は織物や工芸を拡張させるための試みでもあります。本イベントでは、「MILESTONES」の主宰者である細尾真孝氏をはじめ、キュレーターの井高久美子氏や展示作品を制作したクリエイターが集まり、制作のプロセスや未来への可能性について語ります。

特別企画展「MILESTONES-余白の図案」
会期:2022年4月23日(土)〜7月18日(月) 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
※休館日:4月25日(月)、5月30日(月)、6月27日(月)
会場:京都伝統産業ミュージアム 企画展示室
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 みやこめっせ B1F
入場料:一般当日 800円(18歳以下無料)、前売・学生・各種割引:500円

主催:株式会社 京都産業振興センター / 共催:京都市 / 協賛:デビス株式会社 / 協力:株式会社細尾、京都芸術大学 / ディレクター:細尾真孝 / キュレーター:井高久美子 / 空間構成:周防貴之 / グラフィックデザイン:SPREAD / 参加作家:堂園翔矢 / 撮影:町田益宏

スペシャルトークイベント
開催日時:2022年5月28日(土) 14:00〜15:30(開場13:30)
開催場所:京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー
入場:無料
定員:30名
トークゲスト:細尾真孝 / SPREAD / 井高久美子 / 堂園翔矢
参加お申込み先:https://peatix.com/event/3240481

2022.5.6

淀屋橋見本帖「SPREAD展 GIFT/STACK」巡回展 残り2日

大阪での展示が残り2日間となりました。

インスタレーション作品「Much Peace, Love and Joy」とその制作プロセス、竹尾と共同開発のギフトボックスをご覧いただけます。また、SPREAD作品集の限定版と特装版もこの期間に販売中。関西近郊の皆さま、お見逃しなく。

淀屋橋見本帖「SPREAD展 GIFT/STACK」巡回展
会期:2022年3月25日(金)~5月8日(日)11:00~18:00 会期中無休
会場:株式会社竹尾 淀屋橋見本帖
〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona 1F
TEL:06-6232-2240
主催:株式会社竹尾 / 協力会社:王子パッケージング株式会社、株式会社協進印刷、シナノ紙工株式会社、株式会社ライブアートブックス、method inc.、PRINT + PLANT、古平和弘、サトウユカ、神宮巨樹

2022.4.15

ゲシュタルト乙女 / 2ndアルバム「Amoeba」

台湾出身、日本語で歌唱するロックバンド「ゲシュタルト乙女」。”音楽の永生を伝達するAmoeba(アメーバ)”をテーマにした2ndフルアルバム「Amoeba」が3月16日(水)に発売されました。

去年開催されたアコースティックライブツアーの主題曲「再見(さよなら)」をはじめ、新曲「intro」、「日曜日」、「MOTHER」、「UZU」、「森」、「under the tree」、「不知道」全8曲を収録。Amoebaはギリシャ語で「変化」を意味する言葉ですが、科学者によって「不死の虫」と呼ばれるアメーバの意味に派生しました。形や見た目は決まっておらず、体の形は自分の求める形に合わせて変えることができます。初回500枚限定ジャケットのみ、異なる形状にカットした「アメーバシール」を3色展開で封入。

サブスクが流行ってる中、私たちは「実体CD」の手に入れた感動を大事にしたいと思います。SPREAD と話し合い、実体CDの温度をアメーバシールとして表すこととなりました。緑色、橙色、薔薇色全3色でそれぞれ違う形で初回限定500枚を制作しました。​
​ アメーバシールをジャケットに貼り付けるか そのまま泳がせるか​
あなた次第です!  ー ゲシュタルト乙女

ゲシュタルト乙女:2016年1月に、ボーカルのMikan(ミカン)を中心に結成された、台湾出身のロックバンド。ジャンルを問わないサウンドと、日本語で描く独自の世界観を持つ歌詞との融合した楽曲達は、実験的でありながらも聴いた者の共感を生む。

Youtube

ゲシュタルト乙女 / 2nd Album「Amoeba」
全8曲収録、3,190円(税込)
発売日:2022年3月16日(水)
お取り扱い:Tower Recordsdisk unionFlake Records

レーベル:Nichiyo Music and Sound Production / マスタリング:浦本雅史 / デジタル編集:Kaiaki Moh / アルバム制作・編集:ゲシュタルト乙女 / アートディレクション・デザイン:SPREAD / イラスト:我喜屋位瑳務 / シール制作:東洋化成株式会社 / プロダクト撮影:神宮巨樹

2022.4.15

「MILESTONES-余白の図案」

京都・西陣に残された約2万点の帯図案がもつ「余白」のデザインに着目する展覧会「MILESTONES-余白の図案」が、2022年4月23日(土)から始まります。

西陣織の老舗である株式会社細尾が2014年から京都芸術大学と取り組んでいる約2万点もの未着彩の帯図案をデジタルアーカイヴ化する「MILESTONES」プロジェクト。本展ではこの膨大な資源を活用し、堂園翔矢氏(コンピュテーショナル・デザイナー/プログラマー)が機械学習によって新たな図案を生成、そこにSPREADが着彩を加えインスタレーションを公開します。

図案の「余白」を再解釈し色を加え、さらに「バグ」を加えることで意図せず現れる織物の特性を表現。380平方メートルの床一面に鮮やかな図案を展開します。

特別企画展「MILESTONES-余白の図案」
会期:2022年4月23日(土)〜7月18日(月) 9:00~17:00(入館は16:30まで)
※休館日:4月25日(月)、5月30日(月)、6月27日(月)
会場:京都伝統産業ミュージアム 企画展示室
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 みやこめっせ B1F
入場料:一般当日 800円(18歳以下無料)、前売・学生・各種割引:500円
プレス内覧会:2022年4月22日(金)15:00〜17:00(プレスツアー:15:30〜16:30) / お申し込みはこちら
レセプションパーティ:18:00〜19:30 / お申し込みはこちら
※プレス内覧会、レセプションパーティをご希望の方は必ずお申し込みをお願いいたします。また、同伴者がおられる場合は人数分のお申し込みをお願いいたします。
※今後の社会状況に応じて、延期または中止となる場合もございます。

主催:株式会社 京都産業振興センター / 共催:京都市 / 協賛:デビス株式会社 /
協力:株式会社細尾、京都芸術大学 / ディレクター:細尾真孝 / キュレーター:井高久美子 /
空間構成:周防貴之 / グラフィックデザイン:SPREAD / 参加作家:堂園翔矢

2022.4.15

淀屋橋見本帖「GIFT/STACK」巡回展

2021年10月に紙の専門商社 竹尾 青山見本帖で開催した「AOYAMA CREATORS STOCK 20 GIFT/STACK」が、淀屋橋見本帖にて巡回開催中です。

「ギフト」「積む」の観点から発想した本展では、世界中を襲った有事に「世界に色で喜びを生み出したい」と願い制作したインスタレーション「Much Peace, Love and Joy」、竹尾と共に開発を進めているファインフルートギフトボックスのプロトタイプを紹介しています。

淀屋橋見本帖「SPREAD展 GIFT/STACK」巡回展
会期:2022年3月25日(金)〜5月8日(日)11:00〜18:00 会期中無休
会場:株式会社竹尾 淀屋橋見本帖
〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋odona 1F
TEL:06-6232-2240
主催:株式会社竹尾 / 協力会社:王子パッケージング株式会社、株式会社協進印刷、シナノ紙工株式会社、株式会社ライブアートブックス、method inc.、PRINT + PLANT、古平和弘、サトウユカ、神宮巨樹

2022.3.11

Nichiesu Catalog 2022

Outdoor Living”のスローガンのもと屋外家具の輸入販売を行うニチエスの2022年度版カタログがリリース。表紙、巻頭、商品紹介部分フォーマットのアートディレクションとデザインを担当しました。大阪、東京ショールームにて配布中です。

カタログのカバーと巻頭では「人はなぜ外に出るのか?」の問いを掲げ、写真作品を構成しています。今年のテーマは「光」。木の葉、草花、海や砂浜など、光が照らす表情豊かな色彩を切り取りました。アウトドアリビングの心地よさ、光がつつみこむ自然の生命力を感じていただけます。また、本年度版より商品紹介部分のフォーマットもリニューアルし、品物をより探しやすくなりました。

Nichiesu Catalog 2022
発行:ニチエス株式会社 / 大阪ショールーム:〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-4-16 センチュリービル1F / 東京ショールーム:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-50-11 明星ビル1F / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 撮影:古平和弘 / 印刷・製本:株式会社 写真化学
※ニチエスのホームページからも印刷版カタログのご請求、閲覧、PDF版カタログのダウンロードが可能です。

2022.2.8

「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.17

「クリエイター100人からの年賀状」展が竹尾の見本帖本店で開催。SPREADの年賀状が展示されています。紙・印刷・加工・グラフィック表現・メッセージ、さまざまな個性の年賀状を間近で鑑賞できる機会です。どうぞご覧ください。

2022年のSPREADのテーマは「GIFT」。人と人がお互いに与え合うような状態が、未来と価値に繋がるように感じています。このカードは、古紙を使用し風合いのある紙に地軸と同角度の縞模様をエンボス加工し、リボンが浮遊する写真を特殊活版印刷しました。蛍光色を混ぜた朱インキののりが、エンボスの底部によってランダムになるため一枚一枚ちがう表情を見せます。

2006年の設立当初から、私たちは年賀状と通年使用するこのメッセージカード「SPREAD CARD」を制作しています。

「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.17
会場:株式会社竹尾 見本帖本店2F / 所在:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3 / 会期:2022年1月20日(木)~2月28日(月) / 開館時間:11:00~18:00 / 定休日:土日祝 / 観覧料:無料 / 主催:株式会社竹尾
※淀屋橋見本帖、福岡見本帖でも開催中です。詳細はリンク先の展示詳細をご覧ください。

2022.1.7

「Much Peace, Love and Joy」movie

2021年9月に参加したMilan Design Week2021の映像が完成しました。軍事病院跡地を会場としたAlcovaでのインスタレーション「Much Peace, Love and Joy」は、ミラノの光を受けて美しい色のひろがりをみせました。

世界中の渡航が難しい状態の中でも、来場者数55,000人という結果となりました。約1,200枚の色の断片を浮遊するかのように設置した「Much Peace, Love and Joy」、メッシュ素材にウイルス抑制新技術を組み合わせた「Mesh Virus-Control Flag Partition」の展示のようすを映像でご覧いただけます。MOVIE

Much Peace, Love and Joy
at ALCOVA, Milan Design Week 2021
会期:2021年9⽉4⽇(土)~9月12日(日)
会場:ALCOVA
所在:Via Simone Saint Bon n.1, Milano
プロデュース:滝澤弥香(株式会社電通ライブ)/ アートディレクション・デザイン:SPREAD / PR:川村美帆(デイリープレス)/ 製造:株式会社 Atelier Inadome、株式会社NBC メッシュテック、有限会社ストカ、株式会社ライブアートブックス、PRINT + PLANT / 施工:LPD design、H.Yamamoto / 協力:株式会社NBC メッシュテック、株式会社竹尾、株式会社脇プロセス、野口祐子、山崎春奈

2022.1.7

Celvoke 「2022 S/S Makeup Collection」

ビューティーブランド「Celvoke」の2022 S/S Makeup Collectionが1月7日(金)からスタートします。コレクションテーマは「New brightness with emotion ~未知なる光、エモーショナルな輝き~」。キービジュアルのアートディレクションを担当しました。ラメやメタリックなどさまざまな表情を秘めた輝きを表現しています。

Celvoke 2022 S/S Makeup Collection
企画・開発・発売元:株式会社マッシュビューティーラボ / ブランドディレクション:田上陽子 / アートディレクション・デザイン:SPREAD / 撮影:伊藤彰紀(AOSORA)/ メイクアップ:菊地美香子(TRON)/ ヘア:西村浩一(VOW-VOW)/ スタイリング:白幡啓 / 映像編集:保泉圭太 / モーショングラフィックス:WOW /プロジェクション:岸本智也 / 音楽:斉藤尋己

2022.1.7

「建 築 雑 誌」

明治20年から続く日本最古の建築メディア『建 築 雑 誌』のアートディレクションとデザインを2022年1月号から担当することになりました。表紙は「建築を通して社会を見る」をデザインコンセプトに、ビジュアルを制作しています。中ページはビジュアルを増やし情報量を整理し、専門的な内容も読みやすさを考慮しました。建築に関する論点、特集、連載、ニュース、研究成果資料などの専門誌ですが、多方面の方にも読んでいただきたい雑誌です。
「建 築 雑 誌」 2022年1月号
発行:日本建築学会 会誌編集委員会 / 編集長: 岩佐明彦(法政大学デザイン工学部建築学科教授)/ アートディレクション・デザイン・表紙アートワーク:SPREAD / デザイン:小林直子(ウムラウト)/ 編集協力・DTP:伏見編集室 / 表紙写真:神宮巨樹 / 人物画:ヘンリー・オーガスタ / 印刷:昭和情報プロセス株式会社 / 発行者:今井浩
価格:1,430円(税込)
お取り扱い:日本建築学会「建築書店」
※全国主要書店でもご注文いただけます。(番号:ISSN 003-8555 U.D.C.624/72:061 22(52))

2022.1.1

MUCH PEACE, LOVE AND JOY TO YOU ALL

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
人類は今、時代の変わり目を生きていると言えるでしょう。
思い浮かんでくるのは「ギフト」の観点。
それぞれの個人が世の中に何を与えるのでしょうか?
色は喜び。私たちは色を媒介に、「状況に問いかける」クリエイションを行います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
小林弘和 山田春奈
2022年1月

2021.12.22

Mesh Virus-Control Flag Partition「Red Dot Grand Prix」受賞

Red Dot Design Award 2021: Brands & Communication Designにおいて、「Mesh Virus-Control Flag Partition」が、最高賞「Red Dot: Grand Prix」を受賞いたしました。受賞作品は、The Museum für Kommunikation(ベルリン)で2022年1月まで展示されてます。
「Red Dot Design Award」は66年の歴史を持ち、 iF DESIGN AWARD、International Design Excellence Awards (IDEA)と並ぶ「世界三大デザイン賞」の一つと呼ばれています。 優れたデザインが「Red Dot」に入賞、中でも優秀なものが「Red Dot: Best of the Best」に選出されます。2021年は49か国から9,178のエントリーがありました。最高賞である「Red Dot: Grand Prix」は9作品が受賞しました。
プロデュース:滝澤弥香(株式会社電通ライブ)
デザイン:SPREAD
PR:デイリープレス
製造:株式会社NBC メッシュテック、有限会社ストカ
お問い合わせ:flagparti.info@gmail.com

2021.12.2

展覧会「SPREAD by SPREAD 明日は何色?」オンライン ギャラリー

11月7日に展覧会「SPREAD by SPREAD 明日は何色?」が終了しました。

12日間に8,376人の方にご来場いただきました。ご来場いただきましたみなさま、応援してくださったみなさまに心より感謝を申し上げます。

会期中、何時間も作品を眺められていた方、感動し涙を流される方、熱心に質問をしてくださる方、ご覧いただいた方の感性の動きに触れる場面も多くありました。色が人の感情に働きかける力を改めて再認識しています。そして、この展覧会が、色から人の内側に湧き出る喜びを、少しでも感じてただける場になれたのではと嬉しく思っています。
展示のようすを360°カメラで撮影したオンラインギャラリーが完成しました。
ぜひお楽しみください。
WebVR制作:Uttzs
Casa BrutusのWebサイトにて本展覧会の記事が掲載されています。展示作品の解説が読みやすくまとめられています。ぜひご覧ください。
日光浴のように、色を浴びる。本人解説から読み解くSPREAD展覧会へ。
展覧会「SPREAD by SPREAD 明日は何色?」
会期:2021年10月27日(水)~11月7日(日)
主催:SPREAD
企画協力:スパイラル
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
施工協力:株式会社脇プロセス
PR:デイリープレス
撮影:神宮巨樹、古平和弘
協力:株式会社竹尾、東洋化成株式会社、株式会社MGNET、株式会社ライブアートブックス、PRINT + PLANT
協賛:株式会社NBCメッシュテック、クラウドファンディング賛同者
※クラウドファンディングGREEN FUNDINGを通じ、作品集の制作・個展開催にかかる費用の一部のご支援をいただきました。
後援:長岡造形大学

2021.11.23

MIDTOWN CHRISTMAS 2021「Color Jungle」

東京ミッドタウンで行われる「MIDTOWN CHRISTMAS 2021」に、SPREADによるVIVIDなインスタレーションが出現します。館内ガレリアの約8万㎥にわたり、「色は喜び」をテーマにしたインスタレーション作品「Color Jungle」が展示されます。ぜひこの機会にお立ち寄りください。
会期:2021年11月18日(木)~12月25日(土)
時間:11:00-24:00
会場:東京ミッドタウンガレリア館内他 東京都港区赤坂9-7-1
料金:入場無料
主催・企画:東京ミッドタウン
施工:株式会社ノムラデュオ

2021.10.16

Tsubame-Sanjo Factory Museum

燕三条およびその周辺エリアの工場を開放してものづくりの現場を体感するイベント「燕三条 工場の祭典」は、2021年11月5日(金)から21日(日)まで、廃工場(旧 野水機械製作所 工場)を舞台に展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」を開催します。
本展は、かつて研磨機を製造していた工場跡を舞台に、燕三条で生まれた職人の技術による高品質な製品、燕三条の歴史文化、「燕三条 工場の祭典」の歩みを紹介します。会場では職人の技術が宿る製品とともに材料や器具を中心に展示し、金属製スクリーンに作業風景の映像を投射します。身近な製品がどのように生まれるのか、展示を通してその過程を紐解いていきます。さらに展覧会をより深く紹介するギャラリーツアーを毎週末に開催するほか、ご来場いただけない方にも展覧会をお楽しみいただけるようライブ配信をいたします。
本展は、これまで国内外を巡ってきた展覧会を初めて燕三条で開催するものです。
地域の皆様とともに燕三条のものづくりの力や歴史をあらためて見直し、次なる時代に繋げていく機会となることを目指します。
開催概要
タイトル:Tsubame-Sanjo Factory Museum(燕三条 ファクトリーミュージアム)
会 場 :新潟県三条市西大崎1-1-18(旧 野水機械製作所 工場)
会 期 :2021年11月5日(金)~21日(日)火曜日休館
開館時間:10:00 〜 20:00
主 催 :「燕三条 工場の祭典」実行委員会
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、事前予約制となっております。
下記よりご登録をお願いいたします。
https://kouba-fes.jp/2021museum/

2021.10.16

展覧会『SPREAD by SPREAD 明日は何色?』開催

今年の春、東京・青山の複合文化施設SPIRALにて開催を予定していた展覧会『SPREAD by SPREAD 明日は何色?』が、コンテンツがさらにアップデートして開催いたします。
会期:2021年10月27日(水)~11月7日(日)
時間:11:00-20:00
会場:Spiral Garden 東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F
料金:入場無料
主催:SPREAD
企画協力:スパイラル
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
施工協力:株式会社脇プロセス
協力:株式会社竹尾/東洋化成株式会社/株式会社ライブアートブックス/株式会社MGNET/PRINT + PLANT/Uttzs
協賛:株式会社NBCメッシュテック、クラウドファンディング賛同者
※クラウドファンディングGREENFUNDINGを通じ、作品集の制作・個展開催にかかる費用の一部のご支援をいただきました。
後援:長岡造形大学

2021.10.16

展覧会「AOYAMA CREATORS STOCK 20 GIFT/STACK」

紙の専門商社 竹尾のショールーム青山見本帖のクリエイターの個展シリーズ「AOYAMA CREATORS STOCK」で、SPREADによる展示「GIFT/STACK」が始まりました。
「ギフト」「積む」の観点から発想した本展では二つの作品を紹介します。一つ目は、コロナ禍で「世界に色で喜びを生み出したい」と願い制作したインスタレーション作品「Much Peace, Love and Joy」の制作プロセスです。二つ目は、竹尾と共に開発を進めているファインフルートギフトボックス。段ボール素材のシンプルな身蓋箱にファインペーパーを組み合わせ、新たな価値を目指す試みです。本展ではプロトタイプを紹介します。
状況を受け取り、自身に向き合い反応して、出来ることを積み上げることを丁寧に続けたいという思いを込めました。
SPREAD展 GIFT/STACK
会期:2021年10月15日(金)~12月3日(金)
定休日:土・日・祝日
会場:株式会社竹尾 青山見本帖
所在:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷4-2-5 プレイス青山1F
営業時間:10:00~18:00
入場料:無料
主催:株式会社竹尾
アートディレクション&デザイン:SPREAD
協力会社:王子パッケージング株式会社、株式会社協進印刷、シナノ紙工株式会社、株式会社ライブアートブックス、PRINT + PLANT、古平和弘、神宮巨樹

2021.10.1

「感じるブックジャケット 2011→2021」展

紙の専門商社竹尾見本帖本店にて、「感じるブックジャケット 2011→2021」展が開催中です。広告・クリエイティブの専門誌『ブレーン』掲載の、今年で開催10年となる企画「感じるブックジャケット」で制作された文庫本サイズのブックジャケットが一堂に展示されます。これまで50組以上のクリエイターが参加しました。

SPREADが2014年にデザインしたブックカバー「Timeless, Mountain」も展示中です。当時開発20年目の紙「ヴァンヌーボ」を使用し、ピンク、銀箔などで印刷した山々を重ね、見る人に様々な解釈を生むグラフィックに落とし込みました。10月29日まで開催しています。

会期:2021年9月10日(金)~10月29日(金)
定休日:土・日・祝日
会場:株式会社竹尾 見本帖本店
所在:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
営業時間:11:00~18:00
入場料:無料
主催:株式会社竹尾

2021.9.15

Milan Design Week 2021 出展

イタリア・ミラノで、ミラノデザインウィークが2年5ヶ月ぶりに開催されました。軍事病院跡地を今年の会場としたAlcovaにSPREADは参加し、展覧会「Much Peace, Love and Joy by SPREAD」を発表しました。
「色は喜び」をテーマに、1,200枚の活版印刷による「Much Peace, Love and Joy」と、メッシュ素材による「Mesh Virus-Control Flag Partition」の2作品を発表しました。約4000㎡のAlcova会場には52組のデザイナーの作品が並び、SPREADは教会に隣接する650㎡の草木が豊かな屋外スペースで展示しました。
今年のミラノデザインウィークの来場者数は約60,000人と発表されましたが、Alcovaには55,000人が来場し、現地メディアではAlcovaへの評価はとても高く、domusINTERNIなどでも取り上げていただきました。

Much Peace, Love and Joy by
at ALCOVA, Milan Design Week 2021

会期:2021年9⽉4⽇(土)~9月12日(日)
会場:ALCOVA
所在:Via Simone Saint Bon n.1, Milano
アートディレクション&デザイン:SPREAD
プロデュース:滝澤弥香(株式会社電通ライブ)
PR:川村美帆(デイリープレス)
製造:株式会社 Atelier Inadome、株式会社NBC メッシュテック、有限会社ストカ、株式会社ライブアートブックス、PRINT + PLANT
施工:LPD design、H.Yamamoto
協力:株式会社NBC メッシュテック、株式会社竹尾、株式会社脇プロセス、野口祐子、山崎春奈

2021.8.13

Dezeen Awards 2021

Dezeen Awards 2021のスタジオ部門でlonglistsに入りました。Dezeenは世界で影響力のあるイギリス発の建築・デザイン系Webマガジンで、世界中の最高の建築、デザインなどの功績を称えるため2018年からDezeen Awardsを開催しています。

今回のアワード総エントリー数は87カ国から4,700以上ありました。SPREADはDesign studio of the yearカテゴリーの受賞候補14の中に入りました。大変嬉しく、光栄に思います。

Dezeen Awards 2021
Design studio of the year longlists

2021.5.31

作品集「SPREAD BY SPREAD」刊行

SPREAD設立15周年の節目として、最新作を含めた15年間の仕事を5つのフィロソフィーとしてまとめた1st作品集「SPREAD by SPREAD」(青幻舎)が刊行されました。

中表紙が黒の「通常版」は青幻舎SHOPにてご購入いただけます。
中表紙が14色展開の「限定版」は代官山 蔦屋書店及び、T-SITE SHOPPINGにてお取り扱い中です。

「SPREAD by SPREAD」(通常版・限定版)
発行日:2021年5月31日 初版発行
著者:SPREAD
発行者:安田英樹
発行所:株式会社青幻舎
印刷・製本:株式会社ライブアートブックス

2021.5.15

代官山 蔦屋書店 フェア「COLOR CRAZY」

1st作品集「SPREAD by SPREAD」(青幻舎)の発売にあわせ、代官山 蔦屋書店にて、SPREAD × CRAZY KIOSK × FINE FLUTEによる色にまつわる本と品物と段ボール箱を組み合わせたフェアを開催。
作品集「SPREAD by SPREAD」の通常版と限定部数特別版の先行発売に加え、作品付き特装ケース入り版が限定発売されます。そして、SPREADが紙色選定を行ったカラー段ボールボックスに、“衝動買いのプロ”と周囲から注目されるフリーランスバイヤー、サトウユカが選定した品物が入る「COLOR CRAZY」ボックスが販売されます。また、色や質感の異なる竹尾の紙をノートにした「SIKI」も取り揃えます。
会期:2021年5月15日(土)~6月15日(火)
時間:9:00~20:00(営業時間に関する情報等は、代官山 蔦屋書店HPにてお知らせいたします。休店日や営業時間、当日のご案内方法は予告なく変更となる場合がございます。)
会場:代官山 蔦屋書店 2号館 1階 建築・デザインフロア
所在:〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5

2021.5.2

クラウドファンディング公開延長のお知らせ

個展の開催延期に伴い、クラウドファンディングは期間を6月22日まで延長して公開します。

これまで100名を超える方々にご支援いただき、最終目標まであと少しです。引き続き応援をよろしくお願いします。

2021.4.28

「SPREAD BY SPREAD」CAFE PROJECT

Spiral Gardenにて開催予定だった個展『SPREAD by SPREAD 明日は何色?』は、緊急事態宣言により延期になりました。

ですが、スパイラルカフェではSPREAD限定メニューMOSAIC VEGETABLES(モザイク・ベジタブル)と、NOUGAT GLACE BLOCKS(ヌガー・グラッセ・ ブロック)はお召し上がりいただけます。

※ヌガーは、アービング・ペンのFrozen food (with string beans) , 1977へのオマージュです。

会期:2021年4月28日(水)〜6月6日(日)
時間:11:00〜19:00
(SPREAD限定メニュー提供時間:15:00-19:00/18:00L.O.)
会場:Spiral Café
所在:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F

2021.4.28

『THE PATH OF COLOR』

INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO(以下 INTERSECT)コラボレーション展「The Path of Color」を、6月28日(月)までINTERSECT 1Fガレージにて開催します。
カラフルな色彩の間に縦横無尽に浮かび上がる空中の”道”から、明日に向けたエネルギーを感じていただく空間インスタレーションです。生命をモチーフとした朱色のネットを空中に張り、その上に色とりどりのカケラが広がっています。展示空間の人の流れや状況に応じて、スクリーンに映し出される映像や音が徐々に変化する演出も楽しむことができます。

コロナ禍を経て新しい時代を迎えようとしている今、色が持つ、記憶や感性を刺激し想像力を働かせる作用に、前向きな明日へと繋げるきっかけをつかんでほしいと考えています。

活版印刷した色とりどりのカケラは、温かみのある独特な風合いと唯一無二のグラデーションで、うつろいゆく光の加減で刻々と変化するLEXUSのボディカラーも想起させます。また、さまざまな色が印刷された紙を実際に手でちぎり、作品の1部として加えることで新たな“道”を創り出す体験もご用意しています。

The Path of Color
会期:2021年4月28日(水)~ 6月28日(月)
時間:9:00〜20:00
会場:INTERSECT BY LEXUS – TOKYO
所在:東京都港区南青山4-21-26 1Fガレージ
閲覧:無料

2021.4.25

個展『SPREAD by SPREAD 明日は何色?』延期のお知らせ

Spiral Gardenにて4月28日(水)~5月9日(日)に開催予定でした個展『SPREAD by SPREAD 明日は何色?』は、新型コロナウイルス感染拡大による東京都への緊急事態宣言に伴い、安全確保と感染拡大防止の観点から開催延期となりました。
Spiral Caféにて展示を予定しておりました「Mesh Virus-Control Flag Partition」は、今この状況でこそ活用すべきと考え、期間限定で展示中です。

2020.10.7

日刊「コロナとクリエイティブ」

AXIS Web Magazineにて5月16日から8月27日まで連載しました、日刊「コロナとクリエイティブ」は100回目をもちまして終了いたしました。
このリサーチは、「コロナのパンデミックによりクリエイティブは社会とどう交わるのか?」の問いのもとに始まりました。毎日のように起こる活動を観測することは、今起きている状況を俯瞰して考察できるとともに、次の行動への糧となります。世界中で起きた多種多様なアクションを知り、人々の逞しさを実感しました。2020年8月現在、コロナの終息は一向に見えてきません。私たちは、この状況が続く限りリサーチを引き続き行っていきます。読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。まだお読みいただいてない皆さんにも読んでいただければ幸いです。
また、連載を終えてのまとめ記事も公開しております。本連載と合わせてご覧ください。

Web Magazine AXIS Daily Feature  — “Coronavirus and Creative”
Published between May 15 – August 27 2020
Research conducted by: SPREAD

2020.10.7

日経デザイン9月号に掲載

日経デザイン9月号に、コロナウイルスに関する活動のインタビューが掲載されました。

日付:2020年8月24日
出版:株式会社日経ビーピー
インタビュアー:大山繁樹

2020.8.18

MADE IT INTO THE LONGLIST FOR THE “DEZEEN AWARDS 2020”

SPREADはDezeen Awards 2020のスタジオ部門、Designer of the yearのカテゴリーでlonglistsに入りました。

Dezeenは世界で最も影響力のあるイギリス発のデザイン系Webマガジンで、世界中の最高の建築、インテリア、デザインの功績を称えるために2018年からDezeen Awardsを開催しています。審査は建築家・キュレーター・アーティストなど様々な職業と性質を持つ方々によって行われ、今回のアワード総エントリー数は84カ国、4,300以上にのぼりました。

ロングリストに入れたことをとても嬉しく思います。

Dezeen Awards 2020
SPREAD
Designer of the year longlist

2020.8.11

“SPROUT” FOR INTERSECT BY LEXUS-TOKYO

コロナ禍のニューノーマル時代において、「めばえ」をテーマに衝立機能のあるフラッグパーティションを制作しました。2020年7月29日(木)より、東京・南青山のINTERSECT BY LEXUS – TOKYOにて展開しています。医療現場や自動車内部で実際に使用されているメッシュを衝立資材に展開。さらにウィルス・細菌制御新技術「Cufitec®(キュフィテック)」をメッシュに付着させウィルスの二次感染を防ぎます。空間に色の力で新たな息吹を吹き込み、ここで過ごすお客様の新たなコミュニケーションを生み出すことを目指します。

“SPROUT” for INTERSECT BY LEXUS-TOKYO
Press release
Date: From July 29th, 2020 (Wednesday)
Venue: INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO
Location: 4-21-26 Minamiaoyama, Minato-ku, Tokyo 107-0062
Planning: Mika Takizawa (Dentsu Live Inc.)
Mesh manufacturing: NBC Meshtec Inc.
Frame manufacturing: STOKA Co., Ltd.
Press: daily press
Photo: Ooki Jingu
Planning and Design: SPREAD

2020.8.1

ANNOUNCING CELVOKE 2020 A/W MAKEUP COLLECTION

トータルビューティーブランドCelvokeより、2020 A/W Makeup Collectionが8月1日より全国発売開始となりました。「Energy in conjunction – 重なり合う、エナジーの昇華。」をコレクションテーマに、年齢、性別、国籍・・・あらゆる差を超えて個と個が重なり合いひとつになる美しさを、2人の人物を用いたビジュアルで表現しています。光と影、明と暗、そして陽と陰が織りなす世界を是非ご覧ください。

Celvoke 2020 A/W Makeup Collection
Collection Video
website
Planning/ Development/ Sales agency: Mash Beauty Lab Co., Ltd.
Brand Director: Yoko Tagami (Mash Beauty Lab Co., Ltd.)
Photographer: Akinori Ito (AOSORA)
Makeup artist: Mikako Kikuchi (TRON)
Hair artist: Koichi Nishimura (Angle)
Stylist: Rena Semba
Video: Keita Hoizumi
Music: Hiroki Saitoh
Art Direction & Design: SPREAD

2020.7.29

CREATIVE USE OF COLOR FEATURED ON THE BBC’S WEBSITE. DESIGN’S NEW HAPPY MOOD BY CLARE DOWDY

イギリスの公共放送であるBBC。そのWebサイトでカルチャー・デザインを扱う連載「designed」において、特集「Design’s new happy mood」が掲載されました。大胆な色とパターンを用いた、ポジティブな気持ちになれるクリエイティブを特集しています。Life StripeとHARU stuck-on design;の紹介ともにSPREADの取材内容が取り上げられています。スペイン、オーストラリアなど世界各国の色を特徴としたスタジオの作品も見ることができます。ぜひご覧ください。

Design’s new happy mood by Clare Dowdy
website
Listing Studio: SPREAD, Morag Myerscough, etc.
Edit: Clare Dowdy
Media : BBC.com

2020.7.23

COMPLETION OF THE TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH “ROPPONGI COLOR CANYON” VIDEO

昨年10月に東京ミッドタウンで開催されたデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」で展示されたインスタレーション「六本木カラー渓谷」の映像が完成しました。「色景に浸る」をコンセプトに、鮮やかなメッシュ生地を使って色と景色の融合を目指しました。あざやかな色をみて元気になっていただければ嬉しいです。

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH Roppongi Color Canyon
Installation video
Date: October 18 – November 4, 2019
Venue: Tokyo Midtown, Midtown Garden
Organizer: Tokyo Midtown
Video: Ooki Jingu, Kazuhiro Kodaira
Music: Hiroki Saitoh
Production: waki process Inc.
Fabric:NBC Meshtec Inc.
Art Direction and Design: SPREAD

2020.7.3

COMMENCEMENT OF RESEARCH AND PRODUCTION OF “LIFE STRIPE”, USING LIFE AFTER THE CORONAVIRUS PANDEMIC

2005年より制作・発表している一日の行動を21色に置き換えストライプ模様に構築する作品「Life Stripe」。乳児から老人までの人間、昆虫や動物などのあらゆる生物の一日をリサーチし、これまでに調査した1日の数は15万種にも及びます。世界中でコロナウィルスによるパンデミックが起きていますが、この状況下で私達の毎日はどうなっているのか?とさらにリサーチを進め、Life Stripeを制作し発表を始めました。

引き続きコロナパンデミック以降の1日のリサーチを行なっております。アンケートへのご協力をぜひともお願いいたします。

Life Stripe
Questionnaire (Japanese) download
Questionnaire (English) download Website
Website

2020.6.25

INTERVIEW IN VDF x ALCOVA “FROM ALCOVA WITH LOVE”

デザインプラットフォームALCOVAは、Dezeen主催Virtual Design Festivalと協働し、世界各国の8つのスタジオとのインタビューを実施。SPREADはその1つに選ばれ、インタビューが公開されました。英語サイトですが、SPREADの成り立ちや考えがまとめられています。ぜひご覧ください。

FROM ALCOVA WITH LOVE
Virtual Design Festival(Dezeen)
ALCOVA

2020.6.25

“DANCE BASE YOKOHAMA”, A NEW BASE FOR THE PERFORMING ARTS, IS NOW OPEN!

Dance Base Yokohama(DaBY)はプロフェッショナルなダンス環境の整備と、ダンスに関連するあらゆるクリエイター育成に特化した事業を企画・運営するダンスハウスです。トライアウト公演やワークショップを行っておりますので、是非ご参加ください。

Dance Base Yokohama
Website
Opening: June 25, 2020
Address: KITANAKA BRICK&WHITE BRICK North 3F, 5-57-2 Kitanakadori, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa, Japan
Organizer: SEGA SAMMY ARTS FOUNDATION
Artistic Director: Eri Karatsu
Space design: Hirotaka Isshiki + Narumi Ozawa + Shiori Mori + ondesign
VI, promotional design: SPREAD

2020.5.16

DAILY “CORONA AND CREATIVE”

AXIS Web マガジンの連載『日刊「コロナとクリエイティブ」』がスタートしました。2月末から徐々にはじめ、4月頭からはスタジオの活動として継続している「新型コロナウイルスに対するクリエイティブ活動のリサーチ」を毎日 1件づつ紹介する連載です。

Daily ‘Corona and Creative’

2020.4.30

STAY SAFE. STAY STRONG, KOUBA

「燕三条 工場の祭典」は、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を鑑み、2020年の開催を見送ることを決定しました。100を超える各参加KOUBAが「Stay Safe 生きろ、KOUBA」と題したポスターをピンクの「テープ」で斜め45度のストライプに貼ることで、今年度の開催中止を発表するとともに、あらためて緊急事態宣言発令下に迎えるゴールデンウィーク期間中の不要不急の外出自粛、安全の確保を呼びかけていきます。

2020.2.15

ROOTS OF METALCRAFT

「燕三条 工場の祭典」は、シンガポールのNanyang Academy of Fine Arts(NAFA)にて展覧会「ROOTS OF METALCRAFT : Tsubame-Sanjo, Niigata, Japan」を開催します。

ROOTS OF METALCRAFT : Tsubame-Sanjo, Niigata, Japan
Date: February 15 – March 22, 2020
Venue: Nanyang Academy of Fine Arts(NAFA) Campus 1, Ngee Ann Kongsi Gallery1&2

2020.2.8

GERMAN DESIGN AWARD 2020

Biology of Metal展が、German Design Award 2020にてGold(最優秀賞)を受賞しました。フランクフルトにてセレモニーに参加しました。

2019.11.1

GOLD AND SILVER AWARDS IN “DFA DESIGN FOR ASIA AWARDS 2019”

香港デザインセンター主催のDFAアジアデザインアワードにて、HARU stuck-on design;(株式会社ニトムズ)がGold Award、ROOTH 2-3-3(株式会社Be The One)がSilver Awardを受賞しました。香港の情勢悪化の影響でセレモニーはキャンセルされましたが、アジアに住む人々の豊かさに貢献することを目的としたアワードでW受賞出来たことは大変うれしいです。

DFA Design for Asia Awards
Website
HARU stuck-on design; (Nitoms, Inc.)
ROOTH 2-3-3(Be The One Co., Ltd.)

2019.10.31

ORNAMENTAL CONTRAST

2019 年 10 月 31 日(木)~ 11 月 23 日(土)の期間、( PLACE )by methodを会場に個展を開催いたします。本展は、SPREADの次なるクリエーションの試みとして、大切にしているコントラストの美しさの原点を探り、掘り下げ、考究し ” コントラストの観賞 ” をテーマに作品を作りました。

Ornamental Contrast
Date: October 31 – November 23, 2019
Venue: (PLACE) by method

2019.10.19

VORTEX

ランドスケープアーキテクト上山良子のドローイングアーカイブ展「天と地をつなぐランドスケープ 渦展」がスタートしました。

Prospective Landscape: A Retrospective.
Drawing Exhibition ‘Vortex’
Date: October 19 − 26, 2019
Venue: Architect’s House Hall

2019.6.19

AFTER-IMAGE

INTERSECT BY LEXUSとHARU stuck-on design;のコラボレーション展示「After-Image」が始まりました。

After-Image
Date: June 19 – July 30, 2019
Venue: INTERSECT BY LEXUS-TOKYO

2019.4.9

COLOR APPRECIATION

Color Appreciationと題し、HARU stuck-on design;の展覧会をMilan Design Week 2019の期間中にALCOVAにて開催します。

HARU stuck-on design; Color Appreciation
Date: April 9 – 14, 2019
Venue: ALCOVA

2019.4.5

LIVING COLOURS

日本の伝統色と季節の移り変わりの繊細さを表現した染織作品を紹介する「LIVING COLOURS: Kasane – the Language of Japanese Colour Combinations かさねの森 染司よしおか」が、ジャパン・ハウス ロンドンにて開催。

Living Colours: Kasane – the Language of Japanese Colour Combinations
Date: April 5 – May 19, 2019
Venue: Japan House London

2019.3.27

RAIN & CATERPILLAR, THUNDER & CRAB

鹿児島睦さん、飛騨産業さんとのコラボレーション作品「雨と青虫」「雷と蟷螂(かまきり)」をデザインしました。2作品をロッキングチェアーやソファ、クッションに展開しています。

2019.1.30

HUMAN-NATURE

シンガポールのレッドドットミュージアムでの展覧会「Human-Nature」にてLife Stripeが展示されています。

Human-Nature
Date:  – September, 2020
Venue: Red Dot Design Museum

2019.1.7

GOLDEN WINTER, GOLDEN AGE

複合文化施設「スパイラル」にて、「Spiral GOLDEN Winter」装飾 &マリタ・リウリア展「Golden Age」のグラフィックデザインを行いました。
スパイラルにて1月5日より開催されているマリタ・リウリア展「Golden Age」にあわせて、金色をテーマにしたスペシャルフェアが行われています。SPREADは、スパイラル館内と外観の装飾アートワーク、ならびにマリタ・リウリア展のグラフィックを担当しました。装飾は2018と2019、その移り変わりから着想を得た1819のローマ数字をモチーフとしました。建物の中から外へと広がるようにスパイラルのエントランスを彩ります。マリタ・リウリア展「Golden Age」とあわせて、ぜひご覧ください。
スパイラル「Spiral GOLDEN Winter」
期間:2018年12月18日(金)~2019年1月17日(日)
マリタ・リウリア展「Golden Age」
期間:2019年1月5日(日)~2019年1月17日(日)
場所:SPIRAL 東京都港区南青山5-6-23

2018.11.17

ARTS EDUCATION CONFERENCE 2018

シンガポール教育省主催のカンファレンス「ARTS EDUCATION CONFERENCE 2018」にて基調講演と1週間のワークショップを行いました。ARTS EDUCATION CONFERENCE(AEC)は、2013年から2年ごとに開催される教育者のためのシンガポール国営の学習プラットフォームです。

今年のテーマは「Arts for the Future: Intersections and Transformation」とし、創造性の可能性を広げるためのコンテンツが用意されました。約1200人のアート、音楽、ドラマ、ダンスの教師を対象に、SPREADは「Life Stripe」の活動と「カラーとコンセプト」をベースとしたリエイティブワークの紹介を通して社会とクリエイティブのコラボレーションについて講演しました。また、1週間シンガポールに滞在し、5日間の教育者に向けたワークショッププログラムも実施しました。

ARTS EDUCATION CONFERENCE 2018
https://www.aec2018.sg/programme/keynote-address-2

2018.11.5

Designersʼ Saturday

「燕三条 工場の祭典」が、スイスのランゲンタールにて開催されているデザインイベント「Designer’s Saturday」に招待され昨年11月に出展しました。Designersʼ Saturdayは、1987年に始まり今回が17回目を迎えるデザインイベントです。チューリッヒから鉄道で1時間ほどの人口1万人の町ランゲンタールにある大きな工場を舞台に、2年に一度様々なエキシビションが行われます。Designer’s Saturdayと燕三条 工場の祭典は工場を舞台とする共通性もあり、スイスでも燕三条のものづくりとその背景をたくさんの方々に紹介しました。SPREADはエキシビションデザインを行いました。

Designersʼ Saturday

2018.10.3

KOUBA 2018

今年の「燕三条 工場の祭典」は10月4日から始まります。「燕三条 工場の祭典」は、金属加工をはじめ鍛冶や木工、印刷などの技術が集まる新潟県燕三条とその周辺地域で開催される工場見学イベントです。2013年にスタートし、6回目の開催となる今年は「開け、KOUBA!この秋、燕三条の真髄を体感する」のテーマのもと、109KOUBAが参加。普段は一般公開されていない数多くのKOUBAの扉が開かれ、見学や体験をすることができます。今年のキービジュアルは炎にフォーカス。ピンクの炎をストライプ型にカットした金属越しに撮影しました。イベントアイディンティティとして根付いてきたピンクストライプのデザインもご覧いただけます。製品を産み出すKOUBA(工場)や、農業に取り組むKOUBA(耕場)、地元の産品に触れ、購入できるKOUBA(購場)。燕三条のさまざまなKOUBAを巡って、濃くて深いものづくりの魅力を体感してください。

Tsubame-Sanjo Factory Festival
Date: October 4 – 7, 2018
Locations: Sanjo-Tsubame, Niigata Prefecture

2018.9.24

ROOTH 2-3-3

「ROOTH 2-3-3」8月24日にオープン、来客数10,000人を突破。

「ROOTH」とは、「ROOTS of THINKING.〈思い、考える、が根づく〉」をコンセプトとした、人々が多様に集える場所をつくるプロジェクト。第1号店「ROOTH 2-3-3」は、大牟田駅から程近くの歴史ある煉瓦造りの建物を再生し8月24日にオープンしました。「2-3-3」とは「その土地の歴史を繋いぎ、その土地の場所になる」考えのもと、住所である福岡県大牟田市不知火町2-3-3に由来しています。店内では厳選して淹れたコーヒーや懐かしくも新しい味のコーヒー牛乳「BLACK&WHITE」などのドリンクとともに、15種のフレーバーをそろえた自家製のドーナツが味わえます。 また新聞ライブラリーを店内の一角に設置し、業界紙・広報紙・地方紙・個人紙など60紙にもおよぶさまざまな新聞を自由に楽しめます。街の広場のように集える場所を意識したブランディングデザインを行いました。炭坑跡やカルタ博物館などの観光地のほか、魅力的な人が多く集まる地でもあります。是非、大牟田へのお越しを心よりお待ちしております。

ROOTH 2-3-3

2018.9.7

BIOLOGY OF METAL

ジャパン・ハウス ロンドンにて「Biology of Metal」展 開催中。

「JAPAN HOUSE LONDON 」と「燕三条 工場の祭典」によるコラボレーションにより、『Biology of Metal: Metal Craftsmanship in Tsubame-Sanjo|燕三条 金属の進化と分化』展が2018年9月6日(木)にオープンし、10月28日(日) までJAPAN HOUSE LONDON にて開催されています。 本展は、時代を超越した燕三条のものづくりの進化について、独自の洞察を通し、職人技、芸術、小規模産業がどのように伝統に組み込 まれ、その時々の新たなテクノロジーを取り入れ進化させて社会の変化に適応してきたかを探求しています。9月13日のジャパン・ハウス ロンドン開館記念行事では、ウィリアム王子がご訪問され、燕三条の金属加工技術への理解を深めてくださいました。私たちも本展のデザインについて紹介する機会に恵まれ、和やかな対面となりました。

Biology of Metal: Metal Craftsmanship in Tsubame-Sanjo
Date: September 9 – October 28, 2018
Venue: Japan House London

2018.6.7

HARU stuck-on design; Video

「HARU stuck-on design;」のミラノフォーリサローネ2018での展覧会の映像が完成しました。本展は、人類最古のアートとされる洞窟壁画をインスピレーションに、色から広がるイマジネーションをテーマにしたサイトスペシフィックなインスタレーションです。会場はミラノ中央駅の高架下スペース「Ventura Centrale」。経年変化した壁と湿気の多い空間にHARU stuck-on design; のテープで彩ることで、人々の感性にいかに影響を及ぼすかの挑戦でした。ゴッホやパウル・クレー、ブルーノ・ムナーリなど偉人たちが残した色に関する美しい言葉に合わせアートワークを制作しました。床、壁、天井に貼りめぐらされた色のテープは来場者のイマジネーションを広げ、驚きと感動を与え喜んでいただきました。映像を是非ご覧ください。

HARU stuck-on design; bring color into your life
https://vimeo.com/275614754
http://www.haru-stuckondesign.com