AXIS Gallery, 2011
東日本大震災を通じ、「これからデザインにできること」を考えるための展覧会。波線を境に2つの書体が切り替わる。
2011年に、展覧会『POST 3.11 これからデザインにできること』のグラフィックと空間を担当した。同展は、東日本大震災におけるデザイナーや建築家を中心としたさまざまなプロジェクトを紹介しながら、デザインが持つポテンシャルと「これからデザインにできること」を考えることを目的とした。そこでグラフィックにおいても、見ることで未曾有の災害を考えるきっかけになることを目指した。画面中央にある波線は東日本大震災の揺れの波形を使用。この波形を境界線に、タイトル文字は上部がゴシック体、下部が明朝体に分かれている。最も揺れが激しく線が細かく波打つ部分でゴシック体と明朝体がちらちらと切り替わる。
会期:2011年10月26日〜11月6日 / 会場:アクシスギャラリー(東京・六本木) / 主催:アクシスギャラリー / 企画協力:岡野民 / グラフィック・会場デザイン:SPREAD / 写真:神宮巨樹
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