
株式会社イトーキのオフィスファーニチャーブランド 「NII」 によるコンセプチュアルなプレゼンテーション「The Stage by NII」はDesignArt Tokyo の開催に合わせてスタートし、約1ヶ月間 ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA にて展示し、SPREADはNIIと共に会場構成を手掛けました。
デザインコンセプト────"働く”は、エンターテイメントになる。
これは、NIIが実現しようとしている未来の状況であり、それは逆説的に言えば、現在はまだない状況ということでもあります。
この勇気あるブランドの船出のため、立ち上げた会場のコンセプトは「Expanding Border」。これまでの“働く”の境界を崩し、新たな領域へ拡張するということ。
ボーダーから図と地が反転して見えてくる構造のNIIのロゴからインスピレーションを得て空間を構成し、ボーダーを出発点に領域を拡張したビジュアライズを行い、そのビジュアルから空間を実在化しました。
鏡が点在する舞台上でNIIのプロダクトが多角的に映り、オフィス家具としての拡張性を想像させます。
空間デザインは、NII のロゴに特徴的なボーダーから着想を得て構成。会場には、壁面から天井、床に伸びた黒のラインを起点に広がるストライプと、ところどころに配されたミラー(鏡)によって、従来の視覚的な枠組みを超え、展示空間に新たな解釈や意味を生み出し、来場者の思考を促します。また、そのミラーによる空間の広がりは、オフィスファニチャーに必要な拡張性を表現しています。
エントランスでは、プロダクトが視覚的なアクセントのあるレイアウトでステージ上に配置されており、その周囲に設置されたミラーが多様な視点を生み出します。まるで劇場のステージのように、仕事の空間がエンターテインメントとなるような、新たな解釈を生み出すよう構成しました。その奥は、本展のコンセプトである「Expanding Border」を表現するため、黒のラインとミラーの組み合わせを空間全体へと広げました。今目にしているものが反射なのか、奥へと続く空間なのか。錯覚を起こし、一瞬で好奇心を掻き立てられるような構成です。
会期:2025年10月31日(金)~11月28日(金)
会場:ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA
会場構成:SPREAD / 写真:神宮巨樹
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