Organizer: Nitoms, Inc., 2019
https://haru-stuckondesign.com/watch/milan-design-week-2019/
都市と自然、光と影などさまざまなコントラストが入り混じる廃工場跡の空間に、色を貼るサイトスペシフィックインスタレーション。
ミラノデザインウィークでクリエイティブディレクションを担当する「HARU stuck-on design;」のインスタレーションを行った。「HARU stuck-on design;」は、日用品や医療・ヘルスケア製品などを製造販売する「ニトムズ」(Nittoグループ)が開発した空間装飾用テープである。
会場は、歴史的な空間でデザイン展示を行うプラットフォーム「ALCOVA」が用意した廃工場跡だ。私たちの区画は天井を失い、風が流れ、光と影が入り混じり、屋内であり屋外でもあるという不思議な空間であった。フロアタイルを突き抜けて植物が育ち、鳥や虫が集う空間には、都市と自然、光と影、生と死、必然と偶然など、さまざまなコントラストが存在していた。それらに触発され、空間に色を貼るサイトスペシフィックなインスタレーションを行った。
それは訪れた人の感情を高揚させ、ついには抱擁し口づけをする人まで現れたことに驚いた。私たちはこれまでも色が感情を動かすと考えていたが、この状況がそれを実証した。
Date: April 9–14, 2019 / Venue: Alcova (Milan, Italy) / Creative Direction & Design: Spread / PR: Miho Kawamura (Daily Press) / Construction: LPD Design S.r.l, Waki Process Inc.
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